会社員の向こう側　１話

久しぶりに自分の日記を見返すと
ゾッとすることが多い。
こいつ、いつも同じこといってるなって。
毎年、同じ宣言の後に少ししてだらける。
それの繰り返し、、、

それでも、この一年は今までよりも
ずっと進歩があったと思ってる。

今年になってから二人彼女ができ、素人童貞を卒業した。
やるやる詐欺で後回しにしてた投資を始めた。
何故か知らないがステップアップし、本店勤務となった。
受講した恋愛コンサルを契機にさまざまな個人事業主の方との人脈ができた。

こう書けば2023年はほんの少しだけ前に進めたかもしれない。でも心はほとんど満たされない。

本店に異動になって以来、5カ月間ずっと
内省を繰り返すことで見えてきた２つの理由。

自分のキャリアへの不満と
自分の対人能力の低さ
だ。

キャリアについて
安定の国家公務員で出世街道も見えた。
休暇も民間に比べるとずっと取りやすい。
それでも不満は強い。

上司の強いる意味のない長時間労働、
枠組みの中での正解が求められる環境。
挙げればキリはない。
だが、これらは一要素であって、答えではない。

正解は
世間の正解に従うがあまり、
自分がしたいことをやれていないから
である。

やらされ仕事の先にある出世。
自分の生活を、プライベートを犠牲にして
獲得したポスト。
年齢的には自分の親世代にあたる今の幹部陣には頭が上がらない、それでもなりたいとは
思わない。

自分は時給を最大化して、大きな会社で出世しうんぬんなんて世間の黄金ルートからさっさと抜けたい。プライベートというより自分のやりたいに邁進したいのだ。

ただ何がしたいのか？答えが見えない。
時間に、お金に縛られない生活。
理想のライフスタイルは見えても
自分のやりたいことは容易に見つからない。
何をしたいか明確化することはモチベーションの維持やコンフォートゾーンの拡大には必要だろう。

それは対人能力の低さも理由かもしれない。
集団に入ると、自分より相手が上だと感じると
萎縮してしまうところがある。

人と二人きりになりたくない。会話が続かないと相手に申し訳なくて辛いから。相手に気を遣わせたくないから。人とはなるべく話さない。
自分から話しかけることをしなさすぎて、話題に毎回困る。重症だ。

人と関わらないことは機会損失だと思う。　
自分の人生を好転させるきっかけを自らどぶに捨てているようなもんだ。
それでも長年の習慣に負け、楽なほうを選び
続ける。短期的な楽をとる。

今回ノートを久しぶりに書くのは自分を変えたいと思ったからだ。人は環境(時間、周りの人、住む場所)を変えることでしか変わらない。

キャリアに融通を利かせるため、
最近、転職活動を始めた。
今の仕事のスペシャリスト(税務)になるためには今の職場より民間のほうが実務経験を積めると思ったからだ。

ゼネラリストよりスペシャリストのほうが向いてる。友達や家族によく言われる。
自分でもそう思う。
まずは転職から歯車を回してみたいと思う。