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読書感想文⑦~『CFO思考』~

初学者向けとして最良のCFOの教科書

MUFG、ニコンCFOを歴任した著者が体系的にCFOの意義や責任範囲・業務領域を整理しており、ファイナンスに疎い人間でもスッと入ってくる。今後ファイナンスに1ミリも関わらないビジネスパーソンはいないはずなので、本棚に一冊置いておくと必要な時にとても便利。

また、本書によると、近年CFOの役割は経営戦略やDX・HRにも伸びており、COOは肉体を司っているならCFOは頭脳であるような印象を受けた。

であれば、CEOの役割はどこにあるのか?
精神?魂?

特に印象に残った言葉
・CFOとは「金庫番」ではなく、「冷徹な計算と非合理的なまでの熱意を併せ持ち、企業成長のエンジンとなるべき」
・CFOが担う10の責任領域と役割「経理・予算・税務・財務(負債)・財務(資本)・リスクマネジメント・DX・人的資本経営・コーポレートガバナンス・IR・経営戦略」
・CEOとCOOとCFOが「3スイート(少人数での経営意思決定体制)」と言われている。

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