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ドラマ「39歳」

Netflixで配信中の韓国ドラマ「39歳」の感想です。(ネタバレあり)

・見ようと思ったきっかけ
私、実は38歳なんですが、まともに交際経験がなく、結構それがコンプレックスで、「恋愛経験がない」系のドラマや小説にはつい手が伸びてしまいます。
でもそういうのってせいぜいアラサーまでじゃないですか?
まぁ、若いしなんとかなってる作品が多く、最近は遠ざかっていたジャンルでした。
でもこの作品は39歳の処女が登場していて、しかも美人、卑屈でもない、仕事もしていてデパコス売り場の責任者をしている!
彼女がどんな恋をするのか見たい!と気になり、見始めました。

・簡単なストーリー
高校時代からの親友である、3人の39歳女性。美容皮膚科医、デパートの販売員、演劇の指導者をしている。
美容皮膚科医は実家がお金持ちで両親にも姉にも恵まれているが、実は養子で、自分の出自にコンプレックスを抱えている。

デパートの販売員は男性経験がなく、母と2人暮らし。恋と仕事もこのままでいいのかもやもやを抱えている。

演劇の指導者は昔の恋人と体の関係がない不倫を続けていて、美容皮膚科医に「早く別れろ」と言われ喧嘩になったりしている。

3人はぶつかり合ったり、励ましあったりしながら自分の39年間の人生と向き合っていきます。

でも、実はこのうちの1人が最終話にはいないのです…

・見終わってからの感想
39歳の初恋がどういうものか気になって見始めましたが、まずはそこから。
39歳で恋愛経験がない女ってどういうイメージですか?
メガネで、太ってて、ファッションには疎い、事務職(このイメージ心外!)で、卑屈、男嫌い、
でもこのドラマでは違うし、実際も違います!
ずっと恋愛したいと思ってるし、マッチングアプリもやっている。でも一歩を踏み出せない。それを何十年も重ねてきてしまったのです。
この描き方が新しい!

彼女は、年下男性と知り合い、徐々に変わっていきます。
その年下男性は料理人をしていて、念願の自分の店を持ったものの、若い恋人に貢がされています。
その年下男子の恋や仕事の相談に乗ったりしているうちに、彼女にとある事件、というか革命が起きます。
その展開もかなりよかったです。

このドラマが言う39歳ってどんな年齢なんだろう、って考えたのは「悪縁を断ち切り、良縁を結ぶ最後のチャンス」かと思いました。←いきなりスピ系😂

毒親、考え方が合わない親、ストレスばかりの仕事、自分を蔑ろにするパートナーとはさよならして、愛情をかけたいと思う存在に出会いに行って、これまでの経験を活かしつつ、新しい仕事にチャレンジする。
これまで自分がかけてもらった愛情を返すことも大事。
子供はいなくても、次の世代に残したいものを伝えたりとか。

望まない別れもあり、切なかったですが、じんわり心に響くドラマでした。

同年代の方に是非見てほしいドラマです。

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