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介護食レシピ「豚薄切り肉と薄揚げのロール煮」

歯の悪い方は肉の塊がなかなか食べられません。そんな場合、薄切り肉を巻いて料理してあげると随分食べやすくなります。肉の種類も脂身の多いバラ肉を使うと、お年寄りにとっては脂のお陰で喉を通りやすくなり嚥下しやすくなります。今回は煮汁に片栗粉でトロミも付けましたが、これはお好みで。

付け合わせにサヤインゲンを使いましたが、長く煮て柔らかくしても形が崩れないのでお肉と一緒に煮込めば簡単です。今回は肉を薄揚げに巻くのに手間がかかりますので出汁は簡単にして、ダシ醤油を薄めたものに少しだけ甘味を足しました。

子供からお年寄りまで楽しめるユニバーサルレシピです。

★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。

材料:2人分 調理時間目安:25分

材料

  • 豚バラ薄切り肉…150g

  • 薄揚げ…2枚

  • サヤインゲン…50g

  • 小麦粉…適量

煮汁

  • 水…300cc

  • だし醤油 4倍濃縮…大さじ4

  • 砂糖…小さじ2

  • 片栗粉…適量

作り方

  1. 薄揚げは長辺を半分に切ってから開きます。(写真参照)サヤインゲンは食べやすい長さに切っておきます。

  2. 1の薄揚げに豚バラ肉を全体に行き渡る様に並べます。

  3. 2の豚肉に接着剤として小麦粉を薄くはたきます。

  4. 小麦粉をはたいたら端からくるくるっと巻いて行き、爪楊枝などで止めます。

  5. 鍋に分量の水、ダシ醤油、砂糖を入れたら4を入れクッキングシートなどで落とし蓋をしたら火にかけます。火加減は中火です。

  6. 5分程煮たら、ここでサヤインゲンを入れ、更に5分程煮ます。鍋の状態を見て、火加減は調整して下さい。サヤインゲンが充分に柔らかくなれば、中身を取り出し片栗粉で出汁にとろみを付けたら出来上がりです。

  7. 爪楊枝を抜いて食べやすい大きさに切ったら器に盛り付けて完成です。

歳を取って歯が悪くなると塊のお肉は中々食べづらくなってきます。そんな場合に、バラ肉など脂が多めの薄切り肉をロール状に巻いて調理する方法を覚えておくと役に立ちます。少し手間ですが、塊肉に比べると随分食べやすくなりますし、肉好きな方には喜ばれると思います。

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