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結局最後は帳尻が合う話し

普段介護施設に出入りしていますと、そこで暮らす人の日常を否が応でも覗いてしまうことになります。

その中で私が感じた事をちょっと書かせて下さい。

これはあくまで私見であって、何かしらのエビデンスがあるわけではないですし、単なる「印象」の話しです。

有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅には夫婦で入居される方が結構いらっしゃいます。

私は介護士ではありませんので、入居者さんの居室に伺うことはないのですが、食堂でのお食事の様子は知る事が出来ます。

ご夫婦で入居されている方は何か事情が無い限りは二人で食堂に来られます。

仲の良いご夫婦の場合は、食事中も他の入居者さんと積極的に会話を楽しんだりして楽しそうに過ごしていらっしゃいます。

所がいつも何かしら口喧嘩をしているタイプのご夫婦もいらっしゃって、この場合は周りの人達も話しかけるのを遠慮しますし、結果的に夫婦で孤立しているパターンが多いです。

この「仲が悪く見える」夫婦には共通のパターンがありまして、夫婦のどちらかがとにかく口うるさいタイプで、箸の上げ下ろしにまでいちいち指図している事が多い印象です。

ご主人の方が口うるさいタイプの場合は、奥さんを食事中に怒鳴りつける事も多々あって、益々周りから浮いてしまうといった悪循環になってしまいます。

ところがですね、こうしたご夫婦の場合結構な割合でガミガミ言われている方が先に亡くなってしまったりボケてしまったりという事が起こります。

亡くなってしまった場合は、ガミガミ言いたくても言う相手がすでに居ないわけですから、残された方は見る見る元気を無くしていって、そのまま寝たきりになるか、後を追うように亡くなる事が多いです。

ボケてしまった場合は、更にガミガミがエスカレートしていく事となり、施設の配慮でご夫婦を別々にしてしまう事もあったりします。

そうなると亡くなった場合と同じく、ガミガミ言う相手が目の前に居ないわけですから、こちらも見る見る元気が無くなっていく状況を私は何度も目にしました。

こういうのを何組も見ている内に、結局最後は帳尻が合うように出来ているんだなぁと思ってしまうのですが、どうなんでしょうね。

つまり相手を責めたり怒鳴りつけたりする事は、やはり寿命を縮めているのだと思います。

それは相手の寿命もですが、ご自身の寿命も縮めているのではと感じます。

私は離婚した人間ですので偉そうなことは言える立場ではありませんが、やはり人間、仲良く過ごす事がつまり、健やかに過ごす事なのだと思います。

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