見出し画像

働くことの幸せ

最近では人生100年時代などと言われるようになりましたが、いくら長生きしても、その人生が幸せでなかったら目出度くもなんともありません。

幸せの尺度は人それぞれですが、「仕事がある事」、つまり働ける環境がある事も幸せな事だと私は思います。

現在と50年前では高齢者に対する意識と言いますか、感覚は全く違うものになりました。

私の記憶に間違いがなければ、その昔、公務員の定年は55歳だったと思います。

小学生の私から見て、55歳はそこそこおじいちゃんでしたし、これが70歳ともなると相当なお年寄りに見えていました。

今では55歳を年寄りの部類に入れたら怒られてしまいますし、70歳などはまだまだ現役で働く人も多く、オシャレや恋愛を楽しむ人も結構います。

一見60歳くらいに見える人でも、実年齢は70歳を超えている事も珍しくなくなりました。

だいたい10年分くらい見た目年齢は若返った様に思います。

そうなるとさっさとリタイアして悠々自適を楽しむ人がいる一方、定年後も体が動く限りは働くという人も多くなりました。

ただ若い人から見て、そんな風に70歳を過ぎても働いている高齢者はどうも幸せには見えていないようです。

それどころか働かないと生きていけない可哀想な老人に思われてもいる様です。

ネットの中では、若くして経済的な成功を勝ち取りさっさと仕事を辞めて自分の好きなことだけやって遊んで生きる人生がもてはやされている様ですが、私はそれには違和感を感じています。

こうした考えは、「お金が全て」の価値観から出てくる考え方で、「モノ」に価値の基準を置いているからでてくるのだろうと思います。

お金持ちになっても、あるいは有名人になっても、それで満足を得られるのはほんのしばらくの間だと、歳を取ると段々と分かってくるのですが、若い人にそれを言っても中々通じないのでしょうかね。

仕事というのはお金の為にイヤイヤするものであって、働くことは辛いことだという前提が若い人の中に根付いている様に感じます。


「幸せは、心一つの置き所」という言葉が私は大好きです。

心を常に「幸せ」な場所に置くためには、しっかりとした自分軸を持つことが大切になります。

いくら周りから可哀想に見られようと、毎日の仕事があることに感謝する心があり、今日一日の命があることに感謝出来れば、心がブレることはありません。

時には辛いこともあるかもしれませんが、社会の為に、人の為に働くことは本来楽しい事なのだと若い人には知って欲しいと思います。


◎大阪なんばパークスJEUGIAカルチャーセンター
「介護食の基礎知識 料理を作らない料理教室講座」お申し込み受付中です。
https://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_66-50093.html

◎アゼリアカルチャーカレッジ
「ユニバーサルレシピ」調理実習付き講座(池田市立カルチャープラザ内)
お申し込み随時受付中。
https://culture.jeugia.co.jp/lesson_detail_22-52418.html


終わりの見えない介護生活を少しでも楽しく!美味しいものがあればそれで幸せ。そんな活動をしていきます。サポート大歓迎です。