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【すい臓癌の母とそれに向き合う家族の日記】その38 【母が逝ってしまった。】

【母が逝ってしまった。】
昨日は母がとても穏やかだった。
でも、もう目は開かず、
口はずっと開いたままで、
言葉も上手く発する事はできず、
水を飲み込むのも難しくなっていた。
でも周りの音は聞こえるみたいで、
頑張って話そうとしているのは分かったが、
声という声にはならなかった。
ただただ息をして、
小さな声をもらしている。
私が寝ようとしたら、
声が聞こえなくなって、
呼吸が変わった。
亡くなる前の呼吸の仕方に似ていたので、
気になって、
眠くなるギリギリまで母を見ていた。
手を握ったり、
声をかけたりしていたが、
静かにゆっくり呼吸をするだけだった。
兄から連絡あり、母の様子をカメラに映してと言われたので、うつそうとしたら、
呼吸が止まっていた。
訪問看護師の人に連絡して、
綺麗にしてもらい、
私は母からお願いされていたお化粧をする。
母はとても穏やかな顔で、
とても美しい。
最後まで看取れて良かった。
やっぱり母の感はすごい。
「年越せるかな、、。
今年中にいきたいな。」と言っていた。
すごいね。
12月31日になったとたんに逝っちゃうなんてさ。
本当におつかれさま。
がんばったね。
おめでとう。
ありがとう。
愛してるよ。
まだ母は近くにいて、
泣いている私を抱きしめている気がするんだ。
あなたが心の底から大好き。と何度もしつこい位私に言ってくれたように、私もあなたの事が大好きよ。
頑張り屋で我慢強かったあなたが望んでいた、
自由で楽しい日々をこれからは過ごしてね。
お心寄せしてくれた皆様、
本当に本当にありがとうございました。


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