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確定拠出年金、NISA、夫婦の運用実績 2024年6月

確定拠出年金

私の確定拠出年金は、元々は2002年に始まった企業型確定拠出年金で、退職後に野村證券に移換し、その後は自分で運用しています。

元本保証型ではインフレで目減り

私は当初から、全額を外国株式インデックスファンドで運用し、元本の600万円は現在3,248万円に増えました。2002年は、その5年前の1997年金融危機の影響が色濃く残り、不安を抱えていた人が多い時代でした。このため、私が勤めていた会社の社員の9割は、元本が保証される銀行預金での運用を選択しました。

自分の金融資産全他を俯瞰

しかし私は、老後の金融資産全体を見て判断しました。それは、厚生年金、確定給付年金が元本確保型なので、確定拠出年金ぐらいはある程度のリスクをとっても良いし、その方が全体のバランスが良くなると考えたのです。

22年で5倍以上に増加

この判断は正しく、私の確定拠出年金はその後22年間で5.41倍に増えました。当時銀行預金を選んでそのままにした人は、今でも1倍のままです。

日本の確定拠出年金が参考にしたアメリカの401kは1978年に誕生しましたが、アメリカの多くのサラリーマンが利用しています。その運用銘柄はアメリカ株式が多いのですから、アメリカ政府はあまりひどい成績を容認できないのです。

そういう点で、日本の株式相場より、アメリカの株式相場の方が安心です。

私の現在の運用商品は、「野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI」ですが、最近「野村米国株式S&P500インデックスファンド(確定拠出年金向け)」が発売されました。

NISA

今月もつみたて投資枠10万円、成長投資枠1000円を積み立てました。

NISAも急成長しています。私がNISAを始めたのは2015年でしたが、その頃は運用期間が制度上5年しかなく、非常に不安を抱えながら利用していました。その後ロールオーバーができるようになりましたが、不安定な制度でした。

NISAは使うべき

現在は無期限に利用でき、限度額も1800万円まで上がりましたので、ぜひとも利用したい制度です。現在は元本537万円に対し、313万円の利益がついて合計850万に増えました。特定口座なら、313万円の2割である63万円が税金として召し上げられてしまいますが、NISAには税金がかかりません。

年率リターンは7.3%となっていますが、年換算だともう少し高いと思います。

夫婦の合計運用実績

これは夫婦の全金融資産で、特定口座、NISA、確定拠出年金の合計額です。 先月5億円に到達し、今月は更に2300万円以上増えて、5億2,335万円になりました。少しスピード違反気味に増加しています。

株式ETFなら安心

もしこれが個別株式であったなら、急落することを恐れて売ってしまおうと思いますが、アメリカ、日本、世界の数千銘柄に分散投資しているので、売ろうという気になりません。もし売って預金にしたら、インフレの影響で、毎年2%ずつ確実に目減りしてしまうのです。従って私にとっては、利益確定ということは全く考えられないのです。

市場全体が暴落しても、またそのうち回復するだろうと考えています。

世界の富裕層

野村総合研究所の定義では、純金融総額5億円以上の世帯が超富裕層、1億円以上が富裕層だそうですが、世界の富裕層が自国を脱出しているそうです。

下記のブログもご覧ください。

2024年8月8日から「<改訂版>50歳代、60歳代のための具体的投資(70歳代以上の方もどうぞ)」を始めました。

江戸庄蔵と連れ合いと娘と息子の世界株式投資

日経デジタル版にも掲載されました

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