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#18 妄想診断士の独立開業

「こんにちわ、あるいは、こんばんわ」、梅雨入りし、心も湿気だらけのかちょーです。

台風は日本に直撃せず逸れて行きましたが、梅雨前線を刺激して、線状降水帯を作り、水害が発生しました。

交通網もストップし、ただでさえ人流が多い名古屋駅はカオス状態だったようですね。

地震、疫病、水災害、人智の及ばないことが加速度的に増加しています。

不確実性の高いVUCAの時代に生きているんだな、と改めて実感しました。

さて、先日、診断士協会のウェルカムパーティーに参加しました。

平成27年に診断士に合格後、仕事が忙しいことを言い訳にして、それ以降、完全に塩漬け状態でしたが、漸く動き出しました。

と言っても、副業は禁止なので、研究会や交流会に参加する程度です。

診断士協会に加入すると、年会費が49,000円とサラリーマンにとっては結構痛い出費になるので、それに見合う活動をしたいと思います。

ちなみに当日はこんな服装で行きました。

バッチが新しいすぎて新人だとバレバレです。

参加したウェルカムパーティーは、現在活動中の勉強会や診断士協会の委員会の説明がありました。

委員会は10程度あって、内容は千差万別です。

診断士としての純粋に専門性を高める目的の研究会もあれば、診断士の土台、コミュニケーション能力や人間力などの能力開発が目的の勉強会もありました。

研究会はとりあえず複数参加しても良いそうです。

研究会は、お互いの専門性や人間性を理解するのに絶好の機会ですね。

研究会をきっかけに、先輩診断士から声掛けがあり、仕事につながることもあるようで、ゼロイチの診断士にとってはありがたいですね。

診断士協会の委員会活動はまさに過渡期のようてす。

紙ベースの会報誌発行をやめて、ウェブ化し、協会内のIT化やDXを推進しています。

時代の流れに沿い、素晴らしいことだと思いますので、更に無駄を省く取り組みを期待したいです。

最後に診断士の諸先輩方と名刺交換することができました。

私はこの名刺を配りました。

独占業務のない中小企業診断士がどのようにして食い扶持を稼いでいるか、気になりますよね。

名刺の裏側にメインの仕事を記載しているケースが多く、聞いた話を踏まえて、診断士の飯のタネを探ります。


認定経営革新等支援機関に登録して、経営改善計画策定を上位に記載しているケースが多かったです。

認定経営革新等支援機関(認定支援機関)とは、中小企業支援に関する専門的知識や実務経験が一定レベル以上にある者として、国の認定を受けた支援機関(税理士、税理士法人、公認会計士、中小企業診断士、商工会・商工会議所、金融機関等)です。

国の補助事業や資金調達などで、認定経営革新等支援機関が必要とされるケースがあります。

競争相手は多いですが、商流や事業内容を捉える訓練をしている中小企業診断士にとって、優位性が発揮出来る分野かもしれませんね。

次に、産業廃棄物収集運搬業許可申請に必要な「経営診断書作成」には中小企業診断士または公認会計士の資格が必須ですが、これを名刺に記載している人もいました。

新規や更新時に安定的に受注が見込め、実質診断士の独占業務に近いので良いですね。

また、会議所などの公的専門機関での相談業務がありました。

あまり儲けには繋がらないようですが、自らの信用補完的な側面があるので、独立したばかりの頃は良いかもしれませんね。

また、創業セミナー講師をしている方もいました。定期的に開催している先に入り込めたら、売上が安定しそうです。

加えて、2024年4月からすべての介護施設はBCPを策定しなければなりませんが、これを主軸に取り組んでいる方もいました。

法改正があって、新しいビジネスが生まれる典型例ですね。

事業内容がわからなければ、BCP計画作り様ないですから、診断士が活躍できそうです。

更に、スポットに資金調達や補助金、助成金の申請もありますね。

資金調達はコロナ禍で容易に調達できるようになって事業性は低下したようです。

補助金、助成金は、コロナ禍でバブルだったそうですが、最近は採択率が低下し、勢いはありません。

やはり、一番面白そうなのが、企業内にハンズオン支援を行う、ザ、診断士業務を行っている方もいました。

優良企業から窮境企業まで幅広く対応しているようでした。

ゼロゼロ融資が終わって、返済が本格化する中で、線引きが明確になるんでしょうね。

診断士は忙しくなりそうです。

事業再生も需要は高そうです。

海外展開も本格化していて、それを強みに仕事を受注している方もいました。

話を総合すると、まずは柱になる安定受注が見込めるところから始まって、スポット受注をいかに積み重ねることが出来るかが生業のポイントですかね。

ハンズオン支援をする企業と業務委託契約をしつつ、資金調達や補助金、助成金のスポット受注を繋げていくのが王道みたいです。

スポットに事業承継が入れば単価は膨らみそうです。

残念ながら副業は禁止なので、独立した自分を妄想するしかありません。

具体的な食い扶持を聞くと、多種多様で面白いです。

これからもビジネスの種を探して行きます。

独占業務がないため、変に型にこだわらず、中小企業診断士はビジネス化しやすいのかもしれませんね。

❤️を押してもらえると、次回作の意欲が湧きます。




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