遺書を書く日

元日は「いちねんのしょにち」ということで、勝手に遺書の日と命名しております。

遺書を書くことに決してネガティブな意味はありません。もし自分がいなくなってしまうとしたら、だれになにを伝えたいのか、自分の思いを伝えたい人はだれなのか、そういうことに向き合うための遺書を書く日です。

それでは、遺書、書いていきます。


拝啓 生きているみなさんへ


僕がいなくなっても、あなたは僕の父です。
少なくとも、僕はそう思ってます。
健康的に生きるのも、不健康に生きるのも父さんの自由です。でも、母さんは父さんに元気でいてほしいと思っていると思います。その気持ちは思いやってあげてください。ありがとうとか、おいしいとか、うれしいとか、些細な言葉を大事にして、これからも母さんと幸せに生きてください。


僕の母になってくれてありがとう。
今日は泣いていますか。ですよね。悲しみを忘れるのには少し時間がかかるかもしれません。ごめんね。でも、僕はあなたの息子で幸せでした。人生を生きられて幸せでした。伝えるべきありがとうは伝えきれていない気がします。これからは母さんが幸せな人生を生きられるように、遠くからありがとうって伝え続けるね。これまでずっとありがとう。


先に逝ってしまってごめんなさい。父さんと母さんを頼みます。優しい兄に恵まれたこと感謝します。いい意味で似てなかった僕ら、だからこそ尊敬しあえたのかもしれない。もっといろいろ話したかったな。こっちに来たら一緒にお酒のもう。二人の幸せを遠くから祈っています。


僕のことをいいやつだと言ってくれた友、辛い時に声をかけてくれた友、遊びに誘ってくれた友、話を聞いてくれた友、相談をしてくれた友、信じてついてきてくれた友、僕の僕らしさを頼ってくれた友、僕を許してくれた友、存在を喜んでくれた友、生きる希望をくれた友、人生に価値をくれた友、本当に大切な友、ありがとう。出会ってくれて、ありがとう。

野球
夢を与えてくれてありがとう。本気になることを教えてくれてありがとう。


辛い時いつも支えていただきました。ありがとうございます。できれば向こうでも、また色々と教えてください。お願いいたします。


あなたに出会えたおかげで生きる意味が見つかりました。人生がほのかに楽しく、ゆるやかに刺激的になりました。人生に不思議をくれてありがとう。

自分
生きている間、ずっと一緒にいてくれてありがとう。
仕方なくだとしても、こんな僕と一緒に生きてくれてありがとう。

敬具


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?