働き方改革
裁判から考えたこと
最近、教師の働き方についての裁判がありましたね。結果から言うと、教師の残業は自主的であると判断がされました。司法が判断したということは、法律のプロが法律に照らし合わせて判断を下したと考えることができそうです。詳しいことはよく調べてませんけどね。
これについていくつか思うことをまとめてみようと思います。個人の考え方なので、現実的ではないですよ。
判例主義
日本は判例主義?でしたっけ、採用?しているのは。判例を重要視しているということですね。今後も裁判で戦う姿勢を見せていたと思うんですが、この裁判が仮に今回と同じ結果になったとき、何が考えられるでしょうか。
先ほど述べた判例主義ですが、判例を重要視するということは、教師の働き方についての裁判では今回の裁判の結果をもとに考えることになっていきそうです。まあ、誰にどのようなことを訴えるのかで変わってきますけどね。
どのような結果に落ち着くのか予想ができませんが、法律の見直しや、何か働きかけがあると嬉しいですね。判例主義によって戦えなくなるので。では、捉え方を変えてみましょう。
あと、気になるのは自主的な業務であると言われましたけど、そもそもそれは教師の業務が終わらないから自主的なのか、教師が勝手に業務でないことを自主的にやっているのか、どっちですかね。ちゃんと見てなくてすみません。
もう何もやらない
司法が教師の残業は自主的であると判断した場合、逆にやらなくても良いと捉えることができるのかなと思いました。司法が業務であると判断したことだけで良い。と捉えてみます。あくまでも考え方です。業務でないのならやらずに帰ってよいということですよね。
ですが、もちろん邪魔してくるものがたくさん立ちはだかります。
金がない
法に照らして司法が「どれが業務でどれが業務でないか」を判断します。すると、いくつかの選択肢ができます。
「業務でないものはやらない」
「業務でないもの、つまり教師がやらなくてよいことを委託?する」
「頑張ってやる(笑)」
三つめは論外にして(笑)二つ目ですね。二つ目については、教師の業務でないものは、どんどん外注しても良いと思ってみます。かなりの業務が委託?できそうです。ただ、予算もありませんし、今後も増えそうな気もしません。今までなんでも教師に無料でやらせてしまえというやり方で成り立ってきたので、もう何も成り立ちませんね。
仮に委託と言う形をとった場合、予算はあるのか、誰にするのかなどの話し合いも必要ですね。
教師の敵は教師
次に、一つ目にあった「やらない」という選択肢をとってみましょう。様々なものが自主的な業務であるという判断がされたので、仮に全部やらない!と決めてみます。すると、立ちはだかるのは教育委員会や管理職、はたまた同僚の先生が邪魔してくるでしょう。邪魔と書きましたが、正直、何でもかんでもやめてしまうことも中々難しいものがあります。
やっぱり効果的な取り組みもありますし、地域保護者からの理解もあります。0か100かで考えると無理です。ただ縮小という意味でも効果が最大限出せず、効果が薄まるのであればよくないと思っています。
ですので、司法が業務でないと判断したものの中で、どれを減らすのかは慎重に決めなければなりません。判断基準をもつ、地域や保護者の意見を聴くなどしなければですね。どれを廃止して、どれを委託するのか、長い時間がかかりそうです。
働き方改革の考え方
最後に私自身の考え方を書いてみようと思います。今まで書いてきたことと重なる部分もあります。また、業務を減らす、残業をなくすという部分で考えてみます。
業務についての考え方ですが、第一に法律遵守ですね。まずはどれが業務なのかの判断をします。これについてはもう分かってきましたね。むしろ教師がそれをしなくてよいということですね。
次に、教師の業務でないものを委託、もしくは廃止する方向で考えます。どれを委託、廃止するのかは優先順位で考えます。
教師のやることではないが、重要なものについては委託という形で進めると良いと思います。(予算とって来いよ…(笑))まあ、実現までにはいろいろありますけどね。あと、委託についてもその業務が子どもに良い影響をどれくらい与えるのか、業務量がどれほどなのかを考えることも必要そうです。
廃止する業務については、費用対効果で考えると良いのかなと思います。
「大変だけど効果が薄い(誰かの自己満足)」
「慣例になってしまっている(こなすだけ)」
「誰がやるのか曖昧」 などですかね。
一つ目に関しては勤務している市によりますが、私の勤務している市は市長や教育長の自己満足で効果のない行事を入れてくるので、これは絶対廃止ですね(笑)
二つ目ですが、毎年やっているからとこなすだけになってしまっているものは、廃止するか、見直して良いものにするかですね。業務を減らすという感手から言うと量より質が大事かなと思います。
三つ目に関しては、誰がやるのか曖昧であると結局若手や断れない人にしわ寄せがいってしまいます。線引きして、その人が定時にこなせる範囲内なのかを考えなければなりません。
まとめ
働き方って難しいですね。教師しか知りませんけど、働き方改革するためには、同僚、上司、教育委員会、地域保護者、文科省、世間の目などがたくさん立ちはだかります。それもそれぞれが違った目で見るので矛盾が起きます。今まで教師はなんでも引き受けてきました。その結果ではあるんですけどね。とりあえず頑張りましょう。誰か良い考えありませんか。
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