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盗癖



あなたの子宮に指を入れる詩を書きたくないからそうしたんだもうあなたを嫌いになりたくないから温度を感じたかった世界がこんなに残酷で冷たいのはあなたの体温を感じる為だ愛を語れば語るほど
どうせ誰かの焼き回しパクった痕跡を上手く消した方がチヤホヤされるのだから
いいなどうやるのその手つき
詩人は余りにも多く嘘をつくとニーチェは言った被害者の目線で詩を書き散らかすくせに傷つけた人の泣き声を都合よく比喩でかき消す私はやっぱりどこまでいっても詩人のままだ大人になったら迷子にならないと思ったのにな楽しかった事もあったはずなのに傷を見せ合いっこしてすごいねってよく泣かないで我慢したねって褒めてくれたのに
愛も言葉も詩人が
ベタベタいじくったから
もうとっくに息絶え絶えだ
いい歳こいて迷ってばっかだ
名前のない森だから
助けを呼ぶ術をしらない

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