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日曜日



常夜灯を凝視したまんま
睡眠のしっぽ掴み損ねた
眠剤齧る 瞼開閉繰り返し
私のそばを旋回する光の虫と遊ぶ

辛いのはいつまでですか
家鳴りする築五十年の民家
またなんか悪いことを思い込んでしまう
夜がうまく流れない四隅で留まって
はじの方からくさる夜

気づきたくなんかなかったな
私のさみしさなんか
思いもしなかったよ春をこんなに嫌いになるなんて 
感傷は贅沢な感情だって言ってた友達
二十歳前に泣き死んだ

優しすぎてダメなやつだった
いいやつすぎて生きることに
向いていないやつだった
神様は淋しがりだから
いいやつばかりそばに置きたがるって
なんだよだったら
もっと悪いこといっぱい教えてやったらよかったよ

そういえば春に逝ったから
いやなんよ春なんか


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