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コロナがくれた最大のギフト。「作る力」を取り戻そう!
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もともと、作ることは好きだったのだけれど、
大人になるにつれて作る機会は減っていった。
もっと言うなら、作る楽しみを忘れていたような気がする。
社会人になり、仕事ではクリエイティブを求められるけれど、
会社で求められる創造性の発揮というのは、
なんというか、へんなプレッシャーとか、
期待に応えなければという緊張感とか、
無理やり、ひねり出すというか、
子供の頃、ただただ絵を描いたり、
図工の時間を楽しんだりというのとは違っていた。
子供のときは、だれでも作ることや絵を描くことは楽しみだったけど、
いつしか、大人の評価が加わることで、
「うまいね!」と言われなかった子どもたちは、
手作りとか、表現をすることをやめていき、
大人たちの言葉、
「言うことを聞きなさい」に合わせるようになって、
いつしか、求められる道からずれることは怖くなっていく。
表現すること、作ることは遊びだったのに、
いつしか、勇気がいることになってしまうのだ。
そして、大人になってお金を使って幸せを買えるようになると、
ますます、自分で表現することと離れていく。
すっかりすっかり、作る力を失った頃、
社会人になって仕事ではクリエイティブを求められるのだ。
仕事が辛いはずだ。
そんなことを考えるようになって、
幸せってなんだろうと考えていたとき、
ふと、消費社会に慣れすぎて、
「欲しいものはお金で買う」が当たり前になっている自分に気づいた。
お金がない時代は、
「ないものは自分たちの手で作る」が当たり前だったはずなのに、
欲しい物があったら、
売ってあるものの中から選んでいる自分に気づいたのだ。
会社も、生き方も、今日着る服も、幸せも、
自分が本当に欲しいものは、売ってないものかもしれない。
まだ、存在しないものかもしれない。
だったら、作るしかないと思った。
ちょうどその頃、
今の日本人の暮らしは地球が2.9個も必要だと知った。
どう考えても、今ある暮らしの中に自分が求める理想はない。
自分の暮らしを変えていかないといけないし、
誰かに変えてもらうのを待ってるのではなく、
一緒に変えていく立場になりたいと思った。
方法は全然わからないけれども。
とにかく、「つくる」
「つくる力」
そこからしか、始まらない気がしたのだ。
それからというもの、
仕事終わりの時間を使って、小さな「つくる」ことを始めた。
もしコロナがなかったら、
手作りのマスクをして会社に行くことは、
とてもとてもハードルが高かったはずだ。
コロナは手作りのハードルをぐんと下げてくれた。
こんなこと言ったら怒られるかもしれないけれど、
コロナがくれた最大のギフト、
それは、大人が「つくる力」を取り戻す機会だと思う。
今、たくさんの大人が、作ることを楽しんでいる。
これは本当に本当にすごいことなんだと思う。
大人の作る力が向上すれば、
きっと「地球一個分の暮らし」だって楽勝なんじゃないかと思う。
きっと面白い暮らしが待ってるに違いない。
せっかく、生まれてきたんだ。
楽しんで生きていこう。
つくっていこう。
以上!
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