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掌編官能小説

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2023年3月の記事一覧

うしろの穴を犯された人妻

うしろの穴を犯された人妻

 中小企業の経理課で働く西本は今年50になる。
家族は妻と高校生の息子、中学生の娘。外から見れば平凡で幸福そうな家庭だが、女房はブタのように太り、化粧もせず、夫の前ではジャージ姿しか見せたことがない。子どもたちも、とくに不良というわけではないが、まじめだけが取りえで小心者の父親をバカにしている。
西本にとって家庭とは、憩いや安らぎをおぼえる場所ではなく、単純に雨露をしのぎ、食事をして寝るだけの場所

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野生の饗宴 凌辱の生贄

野生の饗宴 凌辱の生贄

 コケむし、シダやキノコの生える巨木に身を横たえ、全裸のルカはポーズを取る。
ときには触手のようにたれさがったツタに身をからませ、骨のない軟体動物や地虫の蠢く腐葉土に身体を沈めながらも、ルカは嫌悪の表情を浮かべない。それどころか、うっとりと妖しく淫靡な笑みをカメラに向ける。
 まるでジャングルに巣くう、すべてに犯されているかのように。
 カメラマンの飯田は、そんなルカを見ながらシャッターを切った。

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S男の誤算 M女の究極感

S男の誤算 M女の究極感

 小さな会社のオーナー社長として山本は生きてきた。小さな工場からスタートし、30年前に結婚した妻と、それこそ夜も寝ず、身を粉にして働いてきた。3人の子どももようやく社会人となり、長男と次男が経営を手伝ってくれることとなった。
「これでもう、安心だ」
 そう思った矢先、苦楽をともにした妻が帰らぬ人となった。心筋梗塞だった。
 きれいな死に顔だった。長わずらいをしなかっただけマシだ、と周囲は慰めてくれ

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拉致された若妻

拉致された若妻

 両ひざをそろえ、ひざまずいた梨恵の鼻に、すえたたんぱく質のにおいが伝わってきた。
唇に、奇妙なやわらかさと固さをともなった物体が当てられる。その尖端からはヌルリとした液がにじみ出し、粘り気のある感触が神経を逆なでする。
「ほら、口を開けて」
 梨恵はそれが何なのか、すぐにわかった。けれど、うしろ手に縛られ、アイマスクをはめられた状態では、太さも長さもたしかめるすべはない。
「さあ、はやく」
 梨

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夫の代理を望んだ上司の妻

夫の代理を望んだ上司の妻

「じゃあ、あなたがお相手してくださらない?」
 美奈子はいった。
 平日の昼下がり。営業マンの松浪は仕事の合間を利用して美奈子と対座している。
あちらこちらでチェーン展開を行う喫茶店。スペースも広く、二人の姿は別段目立ったようすもうかがえない。
「え……、そ、それは……」
 狼狽する松浪は、今年で30歳ちょうど。半年前に3つ年下の妻と結婚し、仕事も順調だ。
本来ならば、松浪にこのような場所で時間を

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