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還暦おばさんチャレンジ トレイルランニング編その3 トレランを始めたきっかけ

外圧がないと動けない、無職の還暦おばさんです。

運動は嫌いだけれど水泳と自転車は好きということは前回述べました。そうすると次に考えられるスポーツは、そう、トライアスロンです。20年近く前、東山紀之さんの裸体の背中が表紙になった雑誌を手に取り、彼がトライアスロンに挑戦したという特集を読みました。それまで、トライアスロンはアイアンマン(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)だと思っていたのですが、その記事で短い距離のレースもあることを知り、オリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)なら完走できそうと思ってしまったのです。でもすぐにチャレンジとならないのが、外圧がないと動けない故。最低ロードバイクが必要ですが、購入を決心するまでに5年かかっています。それで自転車の練習を始めるわけですが、ランニングは大会に出ることが決まってからやればいいや、危険なスポーツではないし、という考えで、先延ばしにします。

そのころ、鏑木剛さんの『激走モンブラン』を見ました。世界最高峰のトレランレース、UTMBで3位になった様子を記録した映像です。山を走るのがもう単純に面白そう、楽しそう、やりたいとおもいました。しかしこれも外圧がないのですぐには始めません。自転車と水泳の練習は続けつつ、ランには取り組みませんでした。

ある日外圧はやってきます。新しいランニング大会でトレイル7kmという種目を見つけました。初めて走るにはいい距離だし開催場所も行ってみたいところだったので、エントリーしました。それからジムのトレッドミルで練習開始です。大会まで2カ月半,週2回1回30分の練習をして臨みました。トレイルとは言っても未舗装路と芝生、砂地があり、坂はあるけれど、山はありません。そこそこの結果でしたが、レース後にお楽しみ抽選会が開かれて特賞が当たってしまいました。

さあ次の外圧です。賞品はホノルルマラソン御招待。ランニングを初めて2カ月半なのに半年後にフルマラソンに出なくてはなりません。計画的にひと月ごとに距離を伸ばしていき、目標はいきなりサブ4。結局30kmくらいで30分ほど歩いてしまい、4時間17分でした。走力を付けることができましたので次の年は富士登山競走5合目コースと10kmのトレラン(今度はちゃんと山)にエントリーし、楽しくゴールできました。

そしていよいよウルトラトレランへの外圧が。走り始めて3年目、家族が勝手にハセツネカップにエントリーしたのです。(続く)


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