【56日】オンライン診療のススメ

こんばんは!

ついにわが家にもやつが忍び寄ってきました。そう。いま巷で大流行のやつです。

わたしは元気にやっています。では今日もスタートです。


オンライン診療を行う意味

まずはここから。オンライン診療の利点を考えましょう。

もちろんクリニックに直接来れない人、人に会わないこと、移動の時間や費用がかからないなどいろいろあります。

その中でも自分が小児整形外科医ということを考えずにはいられません。全国にはまだまだ数少ない存在であるため、LINEでの相談はまだちょくちょく来ています。

股関節脱臼などのLINE相談はこちらから。

おもに股関節脱臼が心配な人に対して、いますぐ専門的な診察が必要なのか。それとも健診まで待ったとしても大丈夫なのか。ということを、動画を観ながら説明しています。

ほとんどの症例が健診を元に見つかってる現状を考えると、2−3ヵ月で相談してきてもらえる様になれば、その分早く治療が始められます。

これはオンライン診療に向いているのではと思っています。


小児整形外科でオンライン診療はできるのか

いろいろな紆余曲折を経て、オンライン診療の仕組みというものが毎年変化しています。コロナの影響でかなり規制が緩和されていますが、もしかしたら来年あたり「そんな小児の整形疾患なんてダメだ!」と言われるかもしれません。


それでも良いかな。


なにもこれを外されたら診療が成り立たなくなるわけでもないし、必要としている人はたくさんいるはず。そのときはまたLINEでのちょこちょこ相談に戻るだけ。

そもそも、オンラインだけで完結することではないので、治療が必要であればどこかの小児病院を案内することになるでしょう。

補助的な方法として、動画のスクリーニング制度をどこかのタイミングで上げたい。AIや3Dカメラの力があれば、今の技術で判断がかなり楽になる気がしている。

オンライン診療とは、医者がオンラインで顔を出すだけで終わっていてはいけない。そこにさらにIT技術やAIなどの最先端技術を入れることで、対面での実臨床よりも効果を上げる仕組みになって欲しい。

そのための電子カルテCLINICSなので。


オンライン診療を望む方へ

さて、ここから先は当院でオンライン診療を望む方へのメッセージとします。

数少ない小児整形外科を専門とする医師のオンライン診療を受けられる機会です。診療メニューはオーソドックスな3種類を用意しています。その違いについて説明します。

①オンライン初診
②オンライン再診
③セカンドオピニオン外来(自費)

①オンライン初診(15分程度)
オンライン診療を初診から行うには十分な情報を知っている必要があります。すでに他の医療機関を受診しており、診療情報の提供が可能な方はそちらを準備してからの予約をお願いします。また診療を開始しており、今後の方針について、他の医師から意見を求めたい場合は③のセカンドオピニオン外来(自費)を選択ください。

②オンライン再診(5-10分)
当院での治療開始後、自宅からの通院が困難な場合にこちらを案内いたします。原則として、対面診療の際に申し出があった方限定となります。
途中からオンライン診療への移行を希望される方は、対面診察の際にお申し出下さい。

③セカンドオピニオン外来(自費)
すでに他院で診療が行われており、今後も他院での診療を継続する予定の方はこちらからご相談ください。セカンドオピニオンはその後の治療継続を想定しておらず、自費扱いになります。その分時間は30分以上確保いたします。


こういった感じですすめていきます。
患者さん以外にも、整形外科、小児科ドクターなどにも知っていただきたいところですね。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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