【60日】自分ができないことを他人に期待することの

こんばんは!

さぁ、カウントダウンがせまってきました。
もう2ヵ月ですよ。あと2ヵ月で始まってしまいます。

こういうときってどんな気分なんですかね。普通は不安でいっぱいなのかもしれませんが、自分は楽しみで仕方ありません。実は一番楽しむ気でいます。


さて、現実に戻りましょう。最近の話題は『働きがいのあるクリニックにするには??』でした。今回も引き続き、HPのスタッフ募集ページに載せることを意識した内容でお送りします。


今日もミーティングの日でした。

集まったメンバーがリハビリテーション担当だったこともあり、その運営に向けての話し合いが中心となりました。

そこで、当院における教育プログラムの様なものを考えてみました。

①発達運動学の基礎を学ぶ
②運動機能障害の原因にアプローチする
③幅広い疾患への対応と生活環境についてコミットできる

こんな流れで進んでいきます。

①発達運動学の基礎を学ぶ

これを知らないとどうしようもありません。痛い場所をさすっていたり、硬くなった関節を徒手的に動かしているだけでは今までの治療と変わりないのです。

運動とは、体が動くとは。人の動きの覚え方やその連鎖。癖や性格に至るまで、その子を構成している様々な要素を含んだ環境を推測できる様にします。

人間はほっといてもある種のパターン化した動きを覚えます。そこには進化の過程で身についたものと、現代の生活に合わせて進化したものが入り乱れています。現場で多くの症例をそういった視点で見ることが、より理解を深めることになります。

②運動機能障害の原因にアプローチする

ここで言う原因とは、「〜ができないのは、〜が悪いから」といった1対1の関係ではなく、運動をもっと全身運動の連動したものや、一連の流れとして捉えるものであり、まったくの別物だと思っています。

ここに必要なのは知識ではなく想像力。経験よりも思いやりや受容といった寄り添う力だと思います。

そこを寄せていける能力が身につくことで、結果も変わってきます。

③幅広い疾患への対応と生活環境についてコミットできる

さて、ここまででかなりのスーパーマンになれていると思います。

1年に一つずつマスターしていけば、3年目には外に向けて活動の幅を広げていく段階です。

運動とは、体が動くとは。すべてはここから始まっており、どんな疾患でも同じです。疾患の特徴を覚えておくことはその人を早く理解するために必要ですが、キチンと所見がとれ、正しいアプローチができれば自ずと理解は深まります。

そして学ぶと思います。

「病院だけでやっていてはダメだ」と。

どれだけ通院を頑張ったとしても、望む結果をどこに設定するのか。そこにたどり着く道筋をキチンと決めていないと一人前ではありません。

どうかそこまで成長してもらいます。
具体的なやり方は一緒に始めてみてからのお楽しみ。

募集第二弾をお待ちください。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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