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父の子育て指導

医療者であり、成長発達の専門家みたいなことをしつつ、それでいて子どもたちの未来を考えるには実業家として活動していかなければいけません。

最近の考え方は完全に経営者に近いので、そのままで病院に行くと働き方がまったく違うので混乱してしまっています。院長ってホント大変だなと1年以上前から心配しています。

さて、いろいろ新しいことを始めたいと紹介してきていますが、これも面白いんじゃないかなと思うことを今日は紹介していきます。

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子育ての常識

結婚して子どもができるとお母さんは産休を取り、出産後は育休を取って育児を開始する

これが一般的な子育ての流れだと思います。もうかれこれ数十年はこの形が変わっていないと思いますが、社会はこの1年だけでも大きく変化しています。働き方が変わり、人の移動が変わり、ものの価値が変わっています。

子育ての常識もそろそろ変えていこうと動き出します。


イクメン

【イクメン】という言葉はどれくらい前から出てきたんだろ。

われらが時代の物知り代表”Wikipedia”によると、2000年代ころからイケメンとともに生まれた言葉らしい。2000年というと高校生のころなので、そんな昔からあるのかよとちょっとビックリ。


言葉は広まり、そのイメージも定着したけど、本当のイクメンなんて周りには数える程しかいない。これには原因がある。


自分が一番イクメンだと思っているからである。


子育て知識はそれなりにあるし、赤ちゃんへの接し方、ミルクやおむつ、抱っこに至っても新米ママさんよりも完璧にできる自信があった。子どものことを客観的に見て、常に寄り添って子育てに参加してきた。


それでも足りないこともたくさんある。それほど子育てとは大変なのだ。

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子育ての大変さを伝える

日本の教育は世界と比較すると良いそうだ。だけど、教えていることはどちらかといえば右に習えの教育。書いてあること、みんなやっていることをそれなりにできるのが良いというもの。

自分で考えて実行することや、まだみんなが知らないことに手を出すこと。将来自分がどうなるかはあまり教えてくれない。

それらは大人だけの特権の様に


お金やSEX、子育てのこと。


インターネットが普及し、情報が無料化すればいくらでも身近にあるものになる。そうしたとき、子どもに聞かれたらどうすれば良いのか。

子育てはどう頑張ってもやはり大変だ。それが大変出ない人は、周りのサポートが良いか、大変なことを楽しめる人だ。


決して知ってはいけないことではなく、知識として持って、そこで初めてどう使うかを考えることができる。教育ももっと実生活に踏み込んでいかないといけない。子育ては大変なことで、大切なこと。


父への子育て教室

新しいとり組み。それは父親になる人への子育て教室。


子どもができたとわかってからおよそ8ヵ月程度。なにも情報がないまま過ごすのがおそらく普通の感覚。出てきてからなにもできないのが当たり前。

そんなことはない。

自分は知識だけでも十分そこは対応が可能だった。その経験についてもっと伝えていきたい。それでも大変なんだと。

なので、イクメンなんて簡単に使って良い言葉ではないと思う。少なくとも自分はいろいろできたけどイクメンとは思っていない。産まれてきた子どもへの思いだけでなく、奥さんや、他の兄姉がいるならその子たちへの対応も含めてできるものなら本当のイクメンになれるのかもしれない。


※注 自分の奥さんに対する対応は人それぞれなので、そこは自分で頑張ってもらう必要があります。


中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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