愛嬌のつくり方
昨日はとてもためになる楽しい会合でした。
ともに新しいクリニックの理想を掲げるメンバーとの語り合い。少しずつ現実に近づいていってます。みなさんも応援よろしくお願いします。
そんな中、こんな質問を受けました。
ーどんなスタッフに働いて欲しいですか?
「愛嬌のある人です。」
そう答えました。
この理由について述べていきます。
【愛嬌】の持つイメージ
【愛嬌】と聞いてどういう人のことを思い浮かべますか。
誰にでも好感を持ってもらえるといった良い面だけでなく、どことなくぶりっ子なんて思われるかもしれません。
それでも、多くの人にどんな場面でも受け入れられるということは今の時代最強だと思います。
ものの価値を決めるのはそのサービスの内容ではなく、提供する『人』がメインになってきている現代。リハビリテーションに関しても例外ではありません。
どれだけ人気のある施設であっても、担当する人を気に入らなければ離れてしまうといった経験はあるでしょう。
一言に【愛嬌】と表したとしても、そこには様々な意味を含んでいると思います。
・見た目の清潔さ
・声のトーン
・話し方
・性格の柔らかさ
・会話のキャッチボール
・話題の豊富さ
これらの要素を上手くまとめて表すと【愛嬌】という表現になるのだと思います。贅沢ですかね。
では、どの様にしてこれらの要素を身につけることができるのでしょうか。
【愛嬌】のつくり方
『性格だから産まれたときから変わらない』と言ってしまえばそれまでなので、それで終わらせるつもりではありません。
相手のことを思いやることが大切だと思います。
相手に対して熱意を見せることです。
相手のことをもっと知ろうと思うことです。
相手に好きになってもらおうと思うことです。
こうすることで、自然と見た目に気を遣うし、話すことや行動すべてにその要素が滲み出てきます。
全力でぶつかってくる人は応援したくなります。
面接のときに練習した言葉を繰り返しているだけではすぐに気付かれてしまいます。どれだけ事前に調べて、相手のコトを深く知って、どれほど一緒に働きたいか。そして相手のためになりたいかを思うことで、正しい行動がとれるようになるのではないでしょうか。
自分の性格を分析すると難しい、面倒いやつだと思います。
でも職場ではある程度【愛嬌】のあるやつだとかわいがられていることもあります。それはそれだけ真剣に仕事に取り組み、準備をしてきた証拠だと思っています。
もちろん人と人の関係性なんてそれぞれだし、時と場合によっても変わってくることだと思います。でも一度そのイメージが着いてしまえばこれからの【人と人の関係性が重要になる時代】を生き抜く最強の人材に育つことができると思います。
まだ若い学生さんであれば、同年代だけでなく、いろいろな人と触れ合い、たくさんの場所に行き、様々な経験を積むことでもっと【愛嬌】を自然と身につけることができるでしょう。損得だけで考えるのではなく、真剣にぶつかれる仕事が見つかると良いですね。
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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