障害児保育園ができるまで

突然のお誘いから障害児保育園を作りたいという想いを持ったメンバーがClubhouseで集まってお話をする機会がありました。

いま働いている職場環境や職種はそれぞれ違うメンバーでしたが、やりたいことや困っていることなどを共有し、共感もでき、とても勉強になりました。

特に、やはり医療とは違う分野なので制度や仕組みに関しての勉強をこれからやっていかなければいけないと思いました。


自分にとって保育園はもともとの目標でした。これを毎回思い出します。

いろいろあってクリニックを作って、その隣に障害児保育園を併設しようという方向に動いています。早ければこの数年で作りに行きます。

保育園を作りたいと思った理由もいくつかあります。
・リハビリテーションを切れ目なく続けたい
・定型発達児と障害児との触れ合いの場を作りたい
・お母さんと常に一緒の環境をなくしたい
・お母さんの社会復帰を支援したい
・社会の中で障害児が当たり前にいる状況を作りたい

そんな保育園にはだれもが利用できる様に配慮した遊具があったり、床がでこぼこしたり段差があったり。動くだけ、過ごすだけで新しい発見や気づき、やってみたいことがあふれている。そんな場を作りたい。

そうして、そこで生活し遊んでいるだけでリハビリテーションになっていることが理想。

こどもたちのリハビリテーションを主に担当する立場において、日常生活と切り離された”病院での”リハビリテーションというものにずっと違和感を持っていました。

「車椅子で来て、歩く練習をして、また車椅子で帰る」

今日聞いたこの言葉が今のリハビリテーションの現状を表しています。

これがすべての環境の人にとって良いものかを表すことができませんが、できることから始めていこうと思います。


その保育園の建設場所となるはずの土地の様子を見てきました。

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開墾してます。

これはもはや開墾です。未開の地を開拓しています。

おいおい。いつできるのだ。

面白そうなので、定点カメラを設置して、タイムラプスでできるまでとり続けようかと考え、さっそくカメラを購入しました。

近々設置してまた報告しようと思います。


中川将吾
小児整形外科専門ドクター


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