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【57日】学ぶことのできる環境とはなにかをあらためて考えてみる

こんばんは!

面白いほど毎日があっという間に過ぎてしまっています。やることがてんこ盛りで、何から手を付けて良いのかわかりません。以前にも増して自分で自分の管理ができていません。それはまったく成長していませんね。どうしましょ。

スタッフ募集はほぼ終了してしまいましたが、落ち着いたら個人的な秘書をあらためて募集しましょうか。


さて、こどもを見ていると毎日の成長が本当に早いものでビックリしてしまいます。体の大きさだけではなく、動き方や知識、社会性などがここに来てどんどん変化していっています。

こどもってどこから学んでいるのでしょうか。

特に「勉強しなさい」、「これを覚えなさい」、「できる様になりなさい」なんてことは言っていません。おそらくどこの家庭でも同じ様な感じです。

しかし、自ら学んで成長しています。

こどもって『知らない=おもしろそう』なんですよね。
(ここでのこどもはきっとある年代限定)

おもしろいものはなんでも学びたくなる。だからこそ、毎日が知らないものだらけで新しい発見があれば学び続けて変わっていく。

親の役目はそこを提供し続けることと、間違いを正しい方向に修正すること。

でも、いつしか教育という名の鎧を背負って身動きがとれなくなっている。これっていつから??

小学校低学年の子が外来にくると勉強は楽しいと言っている率が高いと思う。いつの間にかその気持ちがなくなり、周りについていけなくなる。面白くないものをやっていればそこは成長しないでしょう。

良い教育とは学ぶ側が面白いこと(教える側も楽しむ)。ここを忘れてはいけない。

それは大人になってからも同じこと。

なにかを学ぶときに、そのもの自体が面白いか、それとも学んで習得した後が面白いか。それが分かっているのであれば頑張れる。

何かを与えられて、必死でついていくのではなく、学ぶ環境自体を楽しむこと。そういった心構えが必要。そのための準備や場所、人の設定は惜しみなく行います。あとは感性の赴くままに〜〜〜ですよ。


クリニック内にはいろいろな仕掛けを作っています。こどもたちが楽しめる様に。

ですが、そういったものを作っていて、1つ疑問が生まれます。

『これって自分が楽しそうと思っているだけで、こどもたちが本当にたのしめるのかな??』


最終仕上げとして秘密基地をデザインする計画がありました。ガチガチに作り込んで楽しい空間にすることもできましたが全て白紙にしました。

そこだけでもこどもたちに作って欲しい

そう思ったからです。

こどもが自分たちで考え、自分たちの目線で、自分たちで作った遊び場。

むかし原っぱや木の上に作った本物の秘密基地の様な場所。

それをクリニック内に作り上げます。
きっとそこが最高の学べる環境となるでしょう。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター


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