ついに内装のことまで来ましたよ。すすんでますのん。

クリニックの内装を考える上で、必要な要素を考えます。

以前、クリニックを建築(テナントの改装もですが)する際に、その中で働くスタッフや患者さんの導線に気をつけて考えることが大切ということをお伝えしました。

これは平面の図面だけではわかりにくいこともあるので、作ってもらった模型を上から眺めたり、3Dでのシミュレーションができるとなお良いです。


現在はさらに踏み込んだ内容を考えていて、部屋の移動だけではなく、その部屋の中に入り込んで、状況をイメージしています。
つまり、オペレーションする際に『どこに何があれば使いやすいのか』、そのためには『ここに何を置いて、ここは開けておく』なんてこと日々考えています。

現在の施設や以前働いたことのある病院での経験で、良かった点や改善する必要のある点を思い出しています。なかなか懐かしい気分になって手が止まったりもします。

内装のチェック項目
・ドアの形状、位置、大きさ
・床の材質
・水道の有無
・コンセントやLANの位置
・照明の種類、数
・窓の位置や大きさ
・インターフォンやスピーカーの有無

こんなに沢山の内容を部屋ごとに一つ一つ考える必要があります。ここを間違えると運営上のトラブルになってくる可能性もあります。

●ドアの形状、位置、大きさ

ドアには開き戸と引き戸があります。整形外科の設計では基本的に車椅子も通る設計のため引き戸が中心になります。スタッフのみの通路では開き戸もokです。

●床の材質

壁との調和も大切ですが、その他に注意するポイントは掃除のしやすさ、水分の有無、傷ができたときの修理のしやすさなどです。
ここでも車椅子の走りやすさなんかも考えます。

●水道の有無

手を洗うことはもちろんですが、子どものことを考えると、嘔吐したり、オムツ替えの後に使いたくなります。

●コンセントやLANの位置

電子カルテが入るクリニックではコンセントとLANの位置が重要になってきます。

●照明の種類、数

いまやLED照明が全盛になっています。チカチカして交換しなければならない蛍光灯や、高い天井の電球などはおさらばです。場所によっては調光機能が必要なところもあります。

●窓の位置や大きさ

採光と排煙、空調目的に窓のことにもこだわります。窓が多すぎると日当たりが良くなり、夏の暑さに影響します。適度な量と位置が重要です。

●インターフォンやスピーカーの有無

広いクリニックには必要になります。主に人の流れを考え、たくさんの人が集まる場所に設置します。


ちょっとフジロック2020観てきますね。

続きはまた後ほどで。


ここから続きです。

イヤー、最高でしたね。エルレからのブラフマン、からの広末。まだ興奮が抜けきれません。今年の分は延期になったので来年期待です。

さて何の話でしたっけ???

そうそう、クリニックの内装。では続きです。

上にあげた他にも多くのことを考えて作っています。大学病院が数年前に新増築になったときは、いろいろ使いにくい意見も聞かれたので、そうならないように気をつけてすすめます。

ここに上げているのはおおまかな内装の話。細かなところやちょっとした仕掛けなんてものもそのうち紹介できるかと思います。

では

中川将吾
小児整形外科専門ドクター


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