クラウドファンディングの始め方⑧

大成功で終わったクラウドファンディング。その軌跡を記し続けて8日目になります。まだまだ残したいことがありますので、もうしばらくお付き合いください。

昨日はクラウドファンディングのスタートダッシュの重要性と、その前にどれだけ周知させるか、ファンを獲得しておくか、について話しました。

クラウドファンディングは「お祭り」要素があると思っています。毎年参加している様な知っているお祭りだと、自分も参加して楽しんでまわりの人も連れて来て、もっと他人にすすめたくなります。

ただし、内輪ノリが強すぎると入っていくのが少しためらってしまうし、盛り上がっていないところは一目見て去って行く。こんなことありますよね。

どれくらいそのちょうど良い雰囲気を作れるかが重要。今日はそんなお話。

外に向けてのアピールに徹する

上で述べたように、内輪ノリで盛り上がっているプロジェクトをたまに見かけます。(前提として、CFを良くザッピングしていることを覚えておいてください。)そうやって、「ここはこうした方がもっとよいのにな」と考えることがよくあります。(何目線だよ!!)

ここで重要になるのが、目線をどこに置いて運用しているのかということだと思います。

クラウドファンディングはスタートしてからも生き物の様に毎日変わっていきます。初めは元気に動き回っていたのに、少し休んだり、なにか手をかけてあげると再び元気を取り戻したり。

そんな波が出たり下がったりするのを上手く読んでコントロールしていくことになります。

その波の方向を外に向かってどの様に見せていくのかがポイントです。

常に感謝の気持ちを伝えること。
気にしすぎかもしれませんが、知り合いのコメントばかりを採用していると、内輪ノリが強くなりすぎると考えていました。できるだけ、そこはメリハリをつけて、「外から〜人」や、「〜%の」といった、客観的にわかりやすい形を意識していました。

活動報告をマメに更新する

クラウドファンディングのページ内には活動報告を記載する場所があります。ここに投稿すると、支援者や「お気に入り」に入れている人に連絡が飛ぶようになっています。また、SNSへのシェアも簡単にできます。

クラウドファンディングの経過や新しいリターン、プロジェクトの進み具合などを報告することで、動いていること、実現可能性をアピールすることができます。何も投稿がない、支援も集まっていない、ただ作っただけのページは開店休業中と同じです。

自分は募集終了までに「17回」の投稿をしています。ほぼ2-3日に1回くらいですね。毎日はちょっとしつこいかなと気にしてこれくらいになりました。

でも、こういった報告すらないと、いつの間にか終わっていたってパターンもあるので、意外と有効だと思っています。そして双方向性、交流のある場からは、新しい外への流れが生まれたりもします。

SNSを効果的に使う

いまの情報戦略は本当にここが全てですね。はい、お待たせしました。

詳しい内容については後日また「クラウドファンディングにおけるSNS戦略について」をまとめてアップしようと思います。

これも流れが全てです。単発でいくら出しても結局は同じ人しか見ない。それも自分のまわりの人にしか届かない。

ここぞと言うときにSNSが広まるタイミングが存在する。

それを考えずに常にフルパワーで行ってしまうと、最初に伝わっている人に繰り返し同じお知らせが行ってしまうことになる。支援の依頼ばかりが飛んでくると自分の信用を下げることにつながってしまうかもしれない。

『効果的に』とは、広まれば良いという意味とも違う。

それはまた次回に。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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