子育て環境を良くする政策をーつくば市に向けてー

子育て環境の充実が期待されます。

つくば市は若い人も多く、教育環境も整っていると言われています。実際そう感じることも多いですが、まだまだ待機児童問題も残るのでこれからでしょう。

ちょうど今日。つくば市長&市議会議員選挙が始まりました。朝から街宣車が走り回っています。なんと新人が20人超!潰し合いにならなければ良いのですが。。

これまでの選挙の特徴として、地元の人が優遇される政策が選ばれることが多く、高齢者がどうしても主体になっていたり、土地持ちが幅を利かせている感がひしひしと伝わっていました。

今回はどうなるんでしょう。
少しでもこどもたちの未来のことが考えられる街になれば良いなと思います。

子育て環境の充実とは

でもそれって具体的になにが良くなれば満たされるのかは議論されていない。人それぞれ違うっていうこともあるでしょう。

お金なのか、時間なのか、つながりなのか、教育なのか、情報なのか

はっきりとした答えがないことなのでさらに難しく感じます。
では、ここで歴史を振り返ってみます。

子育てがつらい、難しいという声が大きくなってきたのは1980年代ころからという話題を目にしたことがある。高度経済成長を迎え、都会への人口流出が活発となり、核家族化が進行し、家族や親族の援助を受けられなくなったからという理由だ。

子育てで必要なのはお金や情報ではなく、コミュニティだという考え。

ものがなくても人に頼ることができれば乗り越えられる。それが一般的な常識だったはず。それがものが豊かになり、様々な子育てアイテムが登場している。だからといって、一人での子育てが快適になっているとは思えない。

そういう意味で、頼りになるコミュニティの存在は必要なのだろう。

都会と田舎の子育てコミュニティ

都会と田舎ではどちらがコミュニティがしっかりしているか考えたことがあるだろうか。イメージでは田舎の方が子育て環境が良さそうに感じる。人のつながりも濃い気がする。しかし、中には周りに頼れる知り合いがいない都会の方が、自分からコミュニティを作りに行くケースが多く、充実している場合もあるそうだ。

つくば市はいま、その狭間の一番難しい位置にいると考えられます。

適度に田舎なので人と人との距離が大きく、まだまだ街として成熟していない。しかし、良い方向に考えるとすれば、バブル後にできあがった街として、これからの新しい形を一から示せる機会を作り出せる。

全国的に珍しいつくりの街であり、これからどんどん発展していくのは間違いないので、子育て環境をさらに意識した今後数十年安心を得られる形を作って行って欲しいと願う。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?