クラウドファンディングの始め方⑨

こんばんは。このシリーズもついに9まで来ました。そろそろ終わり方を考えます。

昨日の内容は、クラウドファンディング公開後に、全体の流れをどうやって作って行くかをお話しました。

今日はそこをもっと突っ込んだ広告の話です。

今回のクラウドファンディング内で広告をいくつか使っています。

①サポートサービスを利用する

CAMPFIREのプラットフォームを利用すると、様々な有料サポートサービスを受けることが出来ます。代表的なものとして、「トップページ表示」があります。

国内最大のクラウドファンディングCAMPFIREのページは月間のPV数が約100万を越えると言われています。(自社広報より)

今回のプロジェクトの挑戦では、セットプランを利用しました。

これは『7日間のトップページ表示』と、『1回のニュースレター配信』がセットになったもので、7万円でできます。

ニュースレターはCAMPFIREからのメルマガみたいなもので、約150万人の購読者に届けられます。もちろんその中のほとんどが見ていない可能性もありますが、手軽な料金で広告が出せるので、オススメです。

ただし、枠が決まっているのと審査があるので、タイミングを『ここ!』と、決めているのであれば早めに申し込んでおいた方が良いです。

クリックされ続けることで、表示が上の方に来やすいのは最近のどのプラットフォームでも同じです。とにかく、みんなに見てもらうことで、今まで届かなかった人にも届く可能性があります。

ちなみに広告を打ったタイミングはここ(ニュースレター:赤やじるし、トップページ表示:青やじるし)です。

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確かにどちらも少しずつ増えています。

なぜこんな中盤にしたかと言うと、前半は知り合いみんなに頼み込んで、宣伝を自分で頑張っていたので、それも含めてなんとかなるだろうと思っていました。

中盤はどうやっても中だるみしてしまうので、そのタイミングで一度広告が入ればなんとか勢いが終盤まで持つだろうと考えていました。

その思惑がはまったのかどうか、勢いは最後まで衰えず、支援がゼロとなる日はないまま最後の盛り上がりを迎えられました。

②メディア広告(プレスリリース)

今回はメディアに取り上げられることは無かったですが、ある程度勢いを得たいのであれば絶対に考えておく方法です。特に、今回の様な社会問題を解決したいプロジェクトであれば、その親和性は高いと思われます。

こちらもプロジェクトページにリンクがあり、期間中に1回は無料でプレスリリースが撃てます。運良くどこかのメディアが取り上げてくれれば、普段クラウドファンディングに興味のない人にも届く可能性があります。

個人的な知り合いの記者さんに記事にしてもらえないかお願いもしてみましたが、なかなか実現するかどうかがわからないプロジェクトでしたので、記事にするにはハードルが高かった様です。

これが仮に全国版に出ていたら、もう少し結果は変わっていたのかも知れませんね。

③SNSなどの広告

こちらも今回は使わなかったですが、SNSは広告が出せます。

お金を掛けない方法として重要なのがハッシュタグです。

『#ママリハ』はここに活きてきます。初めは使っているのが自分だけでしたが、どんどん広まるにつれて、応援者が使い出し、一気に広まった気がします。数が増えることで、他のタイムラインへ表示される確率が高くなります。

これは立派な広告戦略だと思います。

他の方法として、プロジェクトページ内にはインサイトが表示されており、年齢別、性別ごとの支援割合が見れる様になっています。

ここに合わせたSNS広告を撃つことができれば、ドカンと広まる可能性はあります。

自分の場合、圧倒的に30代の女性の支援者が多かったのですが、その流入経路はFacebookとTwitterが多かったです。

振り返ればTwitterでハッシュタグにエピソード載っけて広告を出せば、もう一波いけたかもしれません。次回試してみたいところです。


一度じっくり向き合って広告を利用したクラウドファンディングをとことん試してみたいですね。

そろそろ書くネタも無くなってきたので、次回⑩で最後にします!

中川将吾
小児整形外科専門ドクター


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