こどもの性教育に大人が期待するのは、性交渉の教育?
8月11日に開催した「夏休みスペシャル!こども性教育」のイベント終了後、ご参加の皆さまへアンケートをお送りさせていただきました。
当日は95名の方にご参加いただき、うち63名の方にアンケートのご回答をいただきました。アンケート回答率は66.3%でした。
ご回答いただいた皆さま、ありがとうございました!
本記事ではアンケート結果や、いただいた感想やコメントをご紹介させていただきます。
今回のオンラインセミナーの満足度について
まずは「今回のオンラインセミナーの満足度を教えてください」という質問への回答結果です。満足度を5段階評価で回答いただきました。
満足度1「不満」、2「やや物足りなかった」、3「普通」、4「満足」、5「非常に満足」として集計いたしました。
満足度5「非常に満足」52.4%、4「満足」が28.6%という回答。
合わせてご参加の81%の方におおむね満足いただけたとの回答が得られました。
満足度3「普通」が14.3%、2「やや物足りなかった」が4.8%という結果でした。
後記で満足度についての回答理由をご紹介いたします。
満足度の理由
満足度ごとの理由について集計はないものの、いただいたコメントを抜粋してご紹介します。
・むずかしいところも、あったけどたのしかったから。
・質問に即時に対応しているから
・娘が、楽しかった、またやって下さい、とのことです
・子どもがとても興味を持って楽しく勉強できた。親としても子供にどう性教育をしたらいいかを学べた。親子で気軽に性について話すきっかけになった。
・子供が1時間興味を持って聞いていた。親子だと、どこまで…どう言う言葉を使って…と悩むところを補ってもらえた
・こんな伝え方があったかと目から鱗だった
・全体を通して、子ども目線でわかりやすく、フラットに事実を伝えていて、よかった。
・低学年の子供に適した内容だと思ったから。
・もう少し年齢を分けてもよかったのかと思います。
・子どもはセックスの事を学びたかったようで、今回やらなかったねと少し残念がっておりましたが、今回の内容自体はとても面白かったようです。
・性について改めて親子で話すきっかけとしてとても良かったですが、絵本などで既に知っている範囲のお話しだったので、専門の方により詳しく踏み込んだ内容もお聞きできたらと思いました。
・赤ちゃんができる話も、性行為の話をしっかりしてほしかった。質問に答えていたが、図がないので子供は理解できなかったと思う。
セックスなど赤ちゃんができる仕組みなどについて、もう少し深堀りした内容があれば、というご意見を多くいただきました。
セックスについて知りたいお子さん、そしてセックスについて教えたいという保護者の方のニーズが高いことがわかりました。
今後ファミワンでは、高学年などを対象としたセミナーで、性交渉などにより踏み込んだ内容を取り扱いたいと考えています。
参加しようと思った理由について
次に、「今回のオンラインセミナーに参加しようと思った理由を教えてください」という質問への回答結果です。(複数回答可)
上位回答を見ていくと、このような内容でした。
「子どもに性教育の話を聞かせたかったから」 76.2% 48件
「自分が性教育の話を聞きたかったから」 34.9% 22件
「子どもの性教育について困っていたから」 23.8% 15件
「 業務や勉強のために必要だったから」 19% 12件
また「その他」の回答理由は、下記のような内容でした。
・子どもに性教育の伝え方はどんな表現が良いのか知りたかったから。性教育の必要性を感じています。
・本人に聞いたところ 学びたいと言ったので申し込みを行いました。
・小さいうちに、きちんと理解し、あなたが大事なのだと伝えたいから
・小学5年生の従兄からオナニーやセックスという単語を聞き、質問され困っていた。今回質問したかったが質問が公開され、他社の目にさらされるのもよくないかなと思い出来なかったが高学年向けの時でもこのような単語は控えた方がいいのでしょうか。
・セックスを子どもにどのように教えるのか見たかったから
・どのような形のアプローチがあるのか知りたかったから。
参加された方の学年(ご年齢)
親子やご兄弟など、複数人でご参加いただいた方も多くいらっしゃいました。(複数回答可)
上から多かった順に、このような結果となりました。
・小学校3年生 36.5% 23名
・小学校1年生 28.6% 18名
・保護者 23.8% 15名
・小学校2年生 12.7% 8名
・未就学 12.7% 8名
その他 目立ったのが、議員の方のご参加で、9名 14.3%でした。
また、自治体関係者が3名。
中学生、教育関係者、議員事務所インターンの大学生、企業関係者がそれぞれ1名といった参加者属性でした。
本イベントでは対象年齢を小学校1-3年生としていましたが、お子様だけでなく、保護者の皆様、そして子育て支援に関心のある議員の皆様や自治体職員、NPO団体の皆様など広く呼びかけを行い、ご参加をいただきました。
今回のオンラインセミナーをどこで知りましたか?
本セミナーをどこで知ったかという質問については、50.8%の半数以上が「友人・知人から」という回答でした。
上位回答は、このような結果でした。
「友人・知人から」 50.8% 32件
「ファミワンのFacebookから」 9.5% 6件
「子どもの性教育について困っていたから」 7.9% 5件
「 会社や自治体からの告知」 6.3% 4件
「Twitterから」 3.2% 2件
お知り合いの方からご紹介を受けてのご参加が半数という結果になりました。
他にはファミワンのSNSアカウントからの告知や、または会社や自治体の告知を見て、ご参加いただいたとの結果でした。
まとめ
本セミナーの満足度や理由については、小学校低学年向けにプライベートゾーンや赤ちゃんができる仕組みについて紹介し、8割以上の方に満足いただけたとの回答が得られました。
一方で「性交渉についてより具体的に教えてほしかった」という要望が大きいことが明らかになりました。「家庭では性交渉について話しにくい、でも子どもに知識を持ってほしいから、専門家から話してほしい」というニーズが高いのですね。
大人にとって、「性教育=性交渉について正しい知識を教えること」というイメージが強いのかもしれません。性教育は自分や相手を尊重するコミュニケーションについて考えることであるため、ベースとなるメッセージを伝えることなくして性交渉の知識を伝えるのは難しいかもしれません。しかし、多くの方から「性交渉について具体的に教えてほしかった」とのお声を頂いたことから、今後の性教育セミナーで取り上げることを検討していけたらと思います。
ご参加いただいた皆さまのご年齢や属性は、小学校低学年と保護者の皆さまがボリュームゾーンではあったものの、未就学のお子さんや議員さん、自治体職員の方など、多様であることがアンケート結果からわかりました。
様々な角度からいただいたご感想やご意見は、今後のセミナー開催に活かしてまいりたいと思います。
イベントを知ったきっかけについては、お知り合いからの紹介が最多で、それに次いでSNS(Facebook、Twitter)での告知を見てお申込みいただいた方が多かったことがわかりました。
引続き、SNSファミワンアカウントでも妊活をはじめとした情報発信をしてまいりますので、ぜひチェックしてくださいね。
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