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歯科医院でマウスピース購入したら、思いのほか快適な生活に

川の字になって寝ている息子から「時々、歯ぎしりしとるよ」と指摘されました。
あら、どうしましょう。


まずはAmazonで購入して、試してみる

ネット検索すると、睡眠時に着用するマウスピース(マウスガード)がたくさん売っている。
価格は、だいたい1,000円〜2,000円で複数個入っているものが多い。

素材に多少違いはあるものの、いずれも自分の歯型に合わせるために、沸騰したお湯で温めて柔らかくする作業が必要。
どうしても多少アバウトな感じになります。
ぴったりできるんかな。

今までに感じたことのない違和感が口の中にある。
多少ぐらつくのが気になるけど、それ以上に気になるのは、口が閉じれないこと。
しかも口に何か入っているので、自然と唾液が分泌される…。
横を向けばヨダレが垂れそうだし、上を向いたら気になって寝付けないし。

慣れたら大丈夫、なんだろうけど、そこまで続けられませんでした。

歯科医院で作成してもらう

親知らずの抜歯から

ちょうど虫歯の痛みがあったので、歯科医院に行くことにしました。
診てもらったら、虫歯ではなく、親知らずの噛み合わせが原因とのこと。

親知らずは、若いときに虫歯になったので3本を抜歯しました。
右上1本だけ残していたのですが、上の歯があるのに下の歯がないのは、噛み合わせで問題が出るみたい。そりゃそうだろう。
しかも、噛み合う下の歯がないので、上の歯が伸びてきて下を攻撃するらしい。

ということで、残念ながら「最後の親知らず」とここでサヨナラ(抜歯)することにしました。

その際に、「歯の食いしばりがあるね」と指摘されました。
奥歯の噛み合わせの部分とか、歯茎の状態を見ると分かるようです。

寝る時の歯ぎしりや食いしばり、だけでなく、普段の生活でも自然と食いしばるクセがあることにも気づきました。

マウスピースの作成

マウスピースについて相談すると、一回試してみることになりました。
ついていた歯科衛生士さんも「私も寝る時に使ってるんですよ」と言っていたので、期待値が高まる。

まずは歯型を取ります。←これ重要!
上の歯にがっつり粘土状のものをはめて、少し経ったら外します。
それで本日は終了。
帰宅します。

マウスピースの完成

数日後、通院した際にいよいよマウスピースとご対面。

購入したマウスピース(ケース付き)

キレイな歯並びです。
装着してみて、削ったりしながら噛み合わせを調整してもらいました。
価格は、3,000円でした。
3割負担なので、元々は10,000円だと思う。

帰宅していったん装着してみる。

おおー、ぴったりフィット!
やや感動する。
「これ外せるんかな?」と思うぐらい、隙間なくぴったりとはまっている。
ま、外せますけど。

着けたままでも日常生活できます、と言われていたけど、その通り。
ただ、舌足らずみたいな話し方になるけど。
それぐらい簡単には外れないということ。

マウスピースを着用して就寝、起床

歯にぴったりくっついているから、口も閉じれます。
ネット通販のものとの一番の違いはこれ。
ガクガクしないので、口中の違和感はあるけど寝れないほどでもない。
そのうち寝ました。

起床。
まず感じたのは、頭痛がないこと。
起きたときに頭痛が時々ひどいことがあったけど、数日経った今でもそれが全くなくなった。
次に感じたのは、肩こりの解消
布団や枕にも影響されるだろうけど、以前よりも楽になった。

顔を洗うついでにマウスピースを外す。
これが何だか「入れ歯を外す」作業みたいで少し嫌なんだが仕方ない。
水洗いで大丈夫らしいけど、気になる人は洗剤で洗ってもよいようだ。
で、乾かしたらケースに保管。
出張等で移動する際にも、ケースごと持ち運べるのはよいな。

まとめ

噛み合わせとパフォーマンス

野球やサッカーなど、多くのスポーツでも使用者が増えているマウスピース。
手軽にネットで買えるものもあるけれども、きちんと作ってもらったものはフィット感が格段に違う
歯型は人によって全く異なるし、グラグラ不安定なものは効果もどうかと思うので、歯科医院で作成してもらうのがベスト。
噛み合わせとパフォーマンスについては、下記をご参考に。

ただし、
スポーツ用の場合は保険治療の対象にならないので、全額自己負担になります。
くれぐれもご注意を。

良質な睡眠に

一週間が経って、だんだん慣れてきました。
昼間のうちにも装着しているともっと早く慣れるんだろうけど。
いったん寝ついてしまえば、夜中に目覚めることも特にない。

歯ぎしりや食いしばりがどうなっているのかは分からないけど、
長年苦しんできた起床時の頭痛と肩こりが改善されたのは大きい。
ストレスとの関係性も重要だと思うし、だからこそ保険適用になっているのかも。

1日の1/3〜1/4を過ごす睡眠時間が改善傾向にあるのは、もっと早くにやればよかったと後悔しています。
よほど神経質な人以外にはおすすめです!

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