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「僕のことだけかわいがってほしい」小1息子くんと旦那さん。家族3人の対話

ご家庭や学校で、世代問わず、気軽に対話を始めることのできるカード「ダイアログカード」

この記事では、ご家庭で使っていただいた方によるSNS投稿を、許可を得て転載させていただきます。

2人目にご紹介するのは、数年前、子育て航海術で出会ったゆりちゃん

最初は、慎ましやかな良妻賢母風なイメージだった。その後、ファシリ養成に参加して内省を深め、自分の「真の願い」に目覚めて現れたのは、ロックでファンクな愛のヤンキーゆりw

自分という命を祝福するかのように、がんがん道なき道を開拓し、本来のパワー全開でイキイキ活動する姿が本当に輝いてる!

相手を変えるのではなく、自分が「変化の源」としてあり方を体現する。自分のあり方が変わるとおのずと相手の方から心を開いて関心を寄せ、近づいてくる。「いったいどんなことを学んでいるの?」と。

ゆりちゃんが、小1の息子さんの「(甥っ子くんに)生まれてきてほしくなかった・・」という正直な気持ちを引き出せたのは、ゆりちゃんの内側にあるたくさんの感情を受容してきたから。

そして自然と旦那さんも交えて、それぞれの「願い」をわかちあう家族の姿がもう、、泣ける

(以下ゆりちゃんの投稿より.改行などを編集しています)


ほんとうに「聴いてもらえる」ということ

先日じぃじとばぁばのおうちに、この夏に生まれた甥っ子くん(ハルくん)がやってきた。

私はひとり、予定があったから欠席したのだけど、帰ってきたらなんとなーく息子にさみしそうな気持ちがあると感じた。生まれてからずっと一人っ子。

パパ、ママだけでなく、じぃじとばぁばも、義弟、奥さん、みーんなから注目してもらえて、可愛がってきてもらった息子。

話を聞いてみると、「みんながハルくんばっかりかわいがって、寂しかった」と言った。

その日はそれで終わったのだけど、昨夜寝る時に話していると、その時の話になった。

息子からめちゃくちゃ素直な気持ちが出てくる出てくる。

「たいちゃんだけかわいがって欲しい」

「この家に来てほしくない」

「もし今度来ても、たいちゃんは行きたくない」

「生まれてきてほしくなかった」、、、

そういうこと、言ってはいけないことは、もちろんわかってるだろう。

でも、とても素直な気持ちだ。

落ち着いてきたころ、パパにも話を聞いてほしい(リビングでひとり夜ご飯を食べてるパパ)。一人で行くのは恥ずかしいから、一緒にそばにいてほしいという息子。

素直な気持ちを話すのって、恥ずかしいよね。

私に抱きつきながら、泣きながら、パパに聞いてほしいことがある。

「たいちゃんだけをかわいがって欲しい」と。

泣きながら話す息子に戸惑いながらも、パパは、パパはたいちゃんだけだよ。たいちゃんが大好きだよと。

そこからまさかの、パパも気持ちを言い始める展開になる。

「パパにも、もっと優しくしてほしい。」

(ちょっとパパにライバル心がある息子)

私が、優しくしてもらえないとどうなるの?と聞くと

「さみしいし、悲しいし、すねる」と。

何があって、さみしくて、悲しくて、すねるの?と聞くと、ごまかすパパ。

たいちゃんがパパのこと好きじゃない気がするの?と聞くと、

恥ずかしながらも「そうだよ!」と。

そこでみんなでゆるむ。

お互い思ってること一緒じゃんって。

パパが「でも、パパは、たいちゃんに、色々やってあげてるし、優しくしてるし、今日だって美味しいクッキー買ってきたし」

と言うが、可愛がってくれてる感じがしないという息子。

たいちゃんはどうしてもらうとパパからの愛を感じるの?と、私が聞くと

「ぎゅーしてほしい。」

と、ここでツッコミ

「パパ、たいちゃんとぎゅーしたいのに、してくれないじゃん!」と。

そうだった。「ちゅー・・・」と言いかけて、ちゅーは嫌だと(笑)「一緒に遊んでほしい。」と。

たいちゃんは、パパに一緒に遊ぶと愛を感じるんだね、と私が言うと

「そう」と。

昔、パパとプラレールで一緒に遊べると思っていたのに、予定ツメツメのパパ。時間がなくて遊べなくて、息子がふてくされてすねたことがあった。(かなりよくあるのだが笑)

その時「気持ちのカードやる?」と聞くと(わが家ではダイアログガードのことを気持ちのカードと呼んでいる)「やる」というので、

やっていくと

イライラ・むかつく・残念・かなしい・さみしい

いろんな気持ちが出てきて、パパとプラレールを一緒にすると、どんなことがたいちゃんの中で満たされるんだろう?と聞くと

あそび・わかちあう・つながり

が出てきた。

一緒に遊んでほしい。でも、その奥には普段あまり素直に話せない、パパと繋がりたいということでもあったのだ。

パパが「じゃあ一緒にマラソンの練習しよう!」と言うと、喜ぶ息子。

「プラレールもね!」と言う息子。

寝室に向かう途中、パパが「ぎゅーしよう」と言うと、息子が、パパがさっき話をしたことを受け取ったかのように、大きく手を開いて迎え入れていた。

とても優しいぎゅーだった。

ベッドに戻って、話してみてどうだった?と聞くと

「うれしかったし、あったかかった」と。

どんなことが嬉しかったんだろう?と聞くと。

「聴いてもらえたこと」と。

素直な気持ちを言うのは恥ずかしい。でも、

素直な気持ちを聴いてもらえるって

嬉しくって、あったかいよね。

でも、素直な気持ちって大好きだ。

という、わが家の日常のひとコマ投稿でした。

ダイアログカードってなに?だよね(笑)

感情の奥にある自分の願いとつながるのを、相手との対話をするのをサポートしてくれるカード。

私自身が、願いにつながり、ラブとパワーで歩いていくことを教えてもらった。とても身近に日常の中で対話が生まれる。自己対話も。

もし、ご興味ある方はサイトを見てみてください♪ (こんな長文読んでくれてありがとう。)

ダイアログカード販売について

「感情の奥に大切な願いがある」というNVC・非暴力コミュニケーションの考えのもと、年齢や性別、国籍を超えて誰もが大切にしたい、ニーズのカードと感情カードが入っています。ご家庭はもちろん、学校の対話の授業等でもご活用いただけます。
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