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授業中に居眠りで成績不振

中学2年生の男の子の母親からの相談で、授業中にいつも眠くなるらしく、居眠りをいつも指摘され、私立中学なので、こんな状態が続くと学校を辞めさせられる可能性があるという、かなり深刻なところまできている様子。本人はとてもまじめな青年で、学校は辞めたくはないという。

そんなA君を治療して4回目の来院から授業中での眠気がほとんどなくなってきたとのこと。6回目の来院での検査反応も学校や塾での原因反応は解消され、家での勉強時にまだ原因反応を示す状態までに改善。本人も自信を取り戻している様子。

この調子でいけば、勉強への集中力も強化され、成績も徐々に良くなってくるだろう。中学生や高校生の治療を受けていたお母さんから、お陰様で成績が上がってきましたという話を時々聞かされる。

成績を上げるための治療ではなかったが、勉強への集中力の邪魔をする潜在意識のエネルギーブロックを開放させるために、その原因が開放されれば、勉強への集中力も高まり、結果的に成績も上がるということは不思議ではない。もちろん、そこには本人の努力があってのことであるが、本人が望むのとは裏腹に、様々な思いや感情が影響を及ぼし、心と身体のバランスを乱して、勉強に集中できない場合がある。

そのような場合にはファミリーカイロの治療が効果を発揮する。ファミリーカイロの治療を受けたからといって、本人の性格が急に変わったりすることはないが、治療を継続していると、子供なりに抱えている潜在的なストレスへの“気づき”を得て、あるがままの自分を見つめなおし、そこから自然に良い方向へと変わっていく自分に気がついていくようだ。

子供にはそれぞれの個性があり、それぞれに性格をもっており、子供が生まれ育った環境やしつけなどの様々な影響を受ける。最低限のしつけも大切だが、大人と同様に、自分自身を知るということの方が、情報が氾濫して自分を見失いがちな情報化社会の環境の中において益々大切になってくるだろう。

2004年12月23日(木) 記

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