私が自傷行為をやめたワケ


どうも、前回発達障害と診断されて5年と書きましたが
実は7年も前でした。
7年もこれに苦しめられてるかとおもうと
時たま腕を切ったり薬を沢山飲みたくなります。
それぐらいうつ病や発達障害って厄介です。

今日は私が自傷行為をやめたワケをつらつらと。
多分普通の人には理解されないような
理由で腕を切ってたんですけど

父親のDNAを自分から消したくて仕方なくて
その苦しみから逃れたくて
左手に何回も傷をつけました。
お陰様で人には見せられないような
たくさんの傷がついてます。

それから薬も沢山飲みました。
気持ち悪くなるのもわかってました。
毎晩急に吐いて、それからずっと酷いつわりとか
酷い二日酔いとかそういう気持ちでした。
死ねないこともわかってました。
でもあの時、それしか私が逃げられる道は
なかったんです。
胃洗浄もしました。
死ぬぐらい苦しかった、殺して欲しかった。

それを2年繰り返しました。
自傷行為もつい最近また始めてしまいました。
血が流れることって
不思議と暖かくて痛みなんか何も無くて
ただ、私から父親の血液が流れていくこと
それを見るのが好きでした。

「リストカットするぐらいなら、献血にいけ」
とある人から言われました。
ただ、私は多くの薬を飲んでいて
精神疾患の薬も飲んでるから
献血には行けません。
そういう配慮がないその人とは話さなくなりました。
相手の背景も知らずに
勝手な言い分、優しさだったかもしれないけど
本当は
父親の血液、穢れた赤いものを人様に献上するのが
みっともなくて
申し訳なかったのもありました。

でも、2年、リストカット、OD、首吊り死ねそうなことは全部試しました。
でも死ななかった。
正確には死ねなかった。

だから諦めたんです。
「自分が生きてるのか死んでるのかも分からない」
「自分の血液の中に父親の血液が混じってることが嫌い」
そんな言葉誰も信じてくれませんし
本当に死にたい時に限って死ねないんです。

私に関わった人以外に迷惑をかけたくなくて
電車には飛び込みませんでした。
自爆テロも小心者の私には出来ませんでした。

最終的に私は

こんな苦しい思いをしても死ねないんだから
まだ死ぬときではない

そういう結論に至ったんです。
それから、リストカット、
自分が生きてるかの確認でもしてたんですけど

「死んでても生きててもどうでもいい」

っていうある人の言葉で目が覚めたんです。
私ってそんな存在だったんだ、と。
死んでても生きててもどうでもいいなら、死んだ方がマシかとも思いましたが、こんなにもしても死ねないんだから生きてる他ありません。

それに自傷行為ってお金がかかるんです。
首吊りをするためには
頑丈な縄と、それから椅子、それからある程度の高さが必要ですし
ODで死ぬには
1万円ぐらいのお金がかかります。
でも1万円払っても死ねませんでした。
無駄金です。
まぁ私にとっての無駄金なので、父からしたら
はした金なのかもしれませんが。
リストカットをする時は
新しいカミソリ、カッター、それからアルコール綿、大きな絆創膏、包帯が必要です。
死ぬにもお金がかかりすぎて、私は諦めました。

父は私が大学に行くことに賛成も反対もしてないように
振舞ってますが、
毎晩、母が帰ってくるまで
「今月の学費は」
と、お金を渡さなければなりません。

自傷行為をする為のお金なんてなかったんです。
餓死でもすればいいんだけど
変に食にお金をかけるので、
実家で暮らしている私には無理な話でした。

ある時、措置入院をしました。
原因は私の自傷行為。
母は、泣いてました。
私にはどうでもよかった。
父と暮らすぐらいなら、監視室にいた方がマシでした。
その時カウンセリングも受けました。
心理面談ってやつです。

臨床心理士の方に
「どうして自傷行為を辞められたんですか?」
と聞かれました。
自分の中で明確な答えを出せなかった当時の私は
「もう死ぬのに飽きたんです」
としか答えられませんでした。
でも実際は
ODでは、死ぬほど気持ち悪くなるのに死ねないこと
リストカットでは、傷が増えていき、その傷が増えれば増えるほどお金がかかること
首吊りでは、準備がめんどくさかったこと。
そんな感じで辞めました。とは言えませんでした。

こんな感じで今日は私が自傷行為を辞めたわけを話しましたが、今、自傷行為をしている人に言いたいことは

あなたはよく頑張ってる
死のうとしてるのか、生きようとしてるのか、私には分からないけど
いつか、その行為をした自分を許せる日が来る
家族から責められて怒られて、なぜ分かってくれないのか、と思う日もある
でも相手は普通に生きていける人間です。
分かってもらおうとしない。
言うなれば、相手は言葉の通じない宇宙人で、文化も違って、その文化をこちらにねじ伏せてきているようなものなのです。
とにかく今は切りたければ切ればいいし
飲みたければ飲めばいい
吊りたかったら吊ればいい
あなたに何も思い残すことがないのなら
死んでもいいと思います。

こんな考え方良くないってわかってるけど、
今の私にはこれしか言えません。
無責任な話ですが、
ただ、リストカットをする方に、ひとつアドバイスをすると
サポーターは買っておいた方がいいです。
夏は半袖になるので、サポーターをしてても
「肘を痛めちゃって」とか
「野良猫に引っかかれちゃって傷が深くて」なんでも言い訳できます。
サポーターひじ用を買っておくと、少しお守りになります。

こんな感じで今日はしめたいとおもいます。

あ、言い忘れてましたが、
自傷行為をしてしまう人にかける言葉としては
何もありません。
親だから、大切な友人、恋人だから
言いたくなる気持ちはわかります。
でも、本人が無駄だと気づくまで、
または、諦めるまで、
普通に接してあげてください。
もちろん、ガーゼなどの片付けをしてなかったら
普通に
「あんたガーゼぐらい自分で捨てなさいよ」
とか、そういう程度でいいのです。
本人のつらさは本人にしか分かりませんから。
外野、親族や兄弟、恋人が言っても負担になる場合があります。
恋人なら
「その傷ごと君を愛せるけどもう増やさないで欲しいな、私が話を聞くし辛くなったら駆けつけられる時は駆けつけるから、勿論、増えたからと言って嫌いにはならないよ」
そういう言葉はかけてもいいのかもしれません。
あなたに傷があっても、愛してあげられる覚悟を持って
言ってあげてください。

親に言われる言葉は、尖っていて辛い時もあります。
でも恋人に言われる言葉は、
自分の生きる糧になったり
自分の考え方を変えたり
そういう科学では照明のつかない事が起きてしまうんです。
だから、責めずに受け止めてあげてください。

以上。
ご精読ありがとうございます。

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