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初めてのGPアポ・処方薬をもらおう

スコットランドで初めてかかりつけ医(GP)にかかってきました。
正直びくびくで、めちゃくちゃ緊張しましたが何とかなりました。イングランドとは違ってスコットランドはNHSの病院なら診察も処方薬も無料で、ビザ申請時に高いIHSも払ったので無事に病院にかかれて良かったです。
これから行くかもしれない方の参考になれば幸いです。

まずは登録

住所の範囲が各GPで決まっているそうです。Googleマップで見るとめちゃくちゃ評価が良いエディンバラ大学の近くのGPがあったので、夫の職場近いしここがいいな~と思っていたんですが遠すぎてダメみたいでした。この書き方も病院単位でまちまちなので超わかりづらかったりする。

最初に申し込みに行ったところはギリギリ範囲外だったみたいで、あなたの住所は○○の管轄だからそこに行きなさい、と言われ、○○に電話で問い合わせると「今は新規受付やってません」と言われました( ノД`)

次に見つけたところは他で断られた人なら範囲外でもOK、というところで結局ここで登録しました。申込用紙を取りに来なさい、提出しに来るのはこの曜日の午後だけしか受け付けない、という指示があったので計2回行きました。

申込用紙の標準版みたいなのがNHSホームページでダウンロードできますが(最初に行ったところはこれだった)、病院によっては独自のフォームがあるみたいで、登録したGPは自分のところで配布してる専用フォーム以外受け付けない、というところでした。紙やめてウェブフォームにしようよ…というか標準版とほぼほぼ内容一緒だよ…

記入したフォームと身分証明書と住所証明を本人が持って、指定の時間に窓口に持っていきます。パスポートとBRPを持っていきましたが、BRPの方がいい、と言われました。住所証明はCouncil taxのお知らせでOKです。
何か問診とかあるのかと思いきや何も無く、すぐ帰される。

帰り際にGPのドアを見たら「新規登録フォームの配布は人数制限のため休止しています」という張り紙がありました。どこも逼迫しているのか…とりあえず間に合ってラッキーでした。

予約を取る

フォーム提出時にピルの予約を取るのはどうしたらいいか、というのをついでに聞いていました。ナースの予約を取るために電話しなさい、大体1~2週間で予約取れると思う、とのことでした。

私はかなり生理痛がひどくて、吐き気があったり動けなくなることもあるので日本にいた頃は月経困難症ということで低用量ピルを飲んでいました。日本で処方された分が少なくなっていたので、CMで見た薬局で買えるLovina(という薬が無かったのでほぼ同じらしいHana、どちらも成分はDesogestrel)を試してみたのですが、なんだか不調が出てきたので処方薬(スコットランドは無料、というのを聞いていたので)に切り替えようと勇気を出して電話しました。

8人待ち、7人待ち、とカウントダウンする保留音を10分ほど聞き、順番が回ってきました。
Contraceptive pillの相談をナースとしたい、と言う(この日は月曜日)と木曜日の夕方、と言われました。意外に早く取れて良かったです。

診察券番号とか無いし、聞かれもしないのでどうやって確認するんだろう、と思っていたのですが、誕生日と氏名を伝えたら完了。私の名前の綴りちゃんとわかる??って不安だったのですが電話番号で確認していたのか、予約前日にリマインドのSMSが届きました。ちゃんと予約できてて良かった~

いざ、GPへ。

予約時間の10分前に余裕を持って到着。
待合室(広い)で待つように言われて20分経過。

広い。そして待合室は複数あるっぽい。

看護師のおば様の個室に通されました。
Contraceptive pillの相談をしたいのね~、と言われて現在飲んでるHanaと、日本で処方されていたドロエチのパッケージと、ドロエチの英語の説明のスマホ画面を見せたのですが、
「何を飲んでたのかよくわからないけど、とりあえずコンビネーションタブレットだと思うからそれっぽいの出しておくわ~。副作用とか今まで無いでしょ?飲み方わかるよね?はいはーい」
と言われて血圧測っておしまい。処方箋をドクターにサインしてもらってくるわ~、これ処方箋~お大事に~、という流れで帰されました。
うん、早く終わって非常にありがたいんだけど、日本の感覚からするとあっさりしすぎて心配になります。血も抜かなくていいのか。日本だと最初は1か月分しかくれないのにいきなり3か月分の処方箋がもらえました。

薬局で薬をもらう

自宅付近が薬局空白地帯みたいで…中心部の営業時間が長いBootsに病院からバスで向かいました。こっちは土日やってない薬局も多く、中心部のお店は毎日営業しているのでありがたいです。家からちょっと遠いけど。

処方箋の裏面。表面には個人情報びっしり。
回収されたので写真撮っておいてよかった。

処方箋を持って、処方薬受付の列に並び、紙を窓口で出したら在庫チェックをしてもらいます。
「在庫あるから、今日欲しかったら10分そこの椅子で待ってて」
と言われて待機していたのですが5分も経たずに呼ばれました。

飲んだことある?飲み方わかる?と聞かれて返事をすると速攻でもらえちゃう。何も記入しないし、お金も払わないし、終わり!(本人確認のために郵便番号を聞かれます。こっちで荷物の受け取りとかやたら郵便番号を聞かれる。)
無駄にドキドキしたな、という感想です。

お家に帰って何をもらったのか検索すると日本でいうジェミーナに相当する薬みたいです。第2世代ピルは飲んだことが無いので合うといいな、と願ってます。

次回以降は同じ薬ならrepeat prescriptionと言うそうで、オンラインから依頼できるみたいです。毎回病院の予約取らなくていいのは楽でありがたい。
GP登録フォームを提出した1週間後くらいにオンライン登録のメールが届いていて、そこからrepeat prescriptionはやるみたいです。

日本では避妊目的だと自由診療になりますが、こっちでは女性の権利・生活の質向上ということで目的が避妊だけでも保険対象(無料)みたいです。
日本で自由診療で薬を買おうとすると月に2,000~3,000円かかるし、処方薬でも再診料とか検査費用とかなんだかんだでかかってくるので、それが無料で社会的にも認められているのは女性として選択肢が増えるんじゃないかと思いました。


余談ですが、看護師のおば様に「あなた英語上手ね~」と言われたのがなんだかすごく嬉しかったです。自分でもこれくらいできて当然、と思ってしまっていたので頑張りを認めてもらえた気がして…不安だったし、ちゃんと異国の地で一人でも処方薬をゲットできた私、よく頑張ったね!!ということで少し自分を甘やかしたいと思います。

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