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「Hysteria」(映画):19世紀末のフェミニズム🇬🇧

「ヒステリア」、TSUTAYAのWebレンタルの紹介を読んで、ちょっと内容がアレかなぁ。。。と思いつつ、レビューを読むと、評価も割と良くて、なかなか面白そうだったので、借りてみました。当時の医学で信じられていた(現代から見ると相当)非科学的でデタラメな治療法、女性の権利や地位向上、階級差別や貧困についても描かれていて、思ったより真面目で、考えさせられる映画でした! 19世紀末のイギリスのファッションや文化が好きな人にもオススメです☺️(ウィリアム・モリスの壁紙やクラシカルなインテリア、女性たちの美しいドレス、男性たちのシルクハット&スーツ&スカーフもお洒落です)とっかかりはキッチュでポップだけど、中身はフェミニズムや社会の色々な不条理についても目を向けさせるような、深刻な気分にはならないけれど、考える良いきっかけにはなるお話だと思いました。

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<私は、ちょうどヴァージニア・ウルフの「自分ひとりの部屋」(フェミニズム・エッセイの古典と言われている作品)を読んでいたところだったので、当時の女性VS男性優位社会の様々な問題、現代でも解決されていないこと、いっぱいあるなぁと思いを巡らしたのでした。このエッセイ(エッセイ形式の小説)も、1929年当時にしたら相当進んだ内容だったんだろうな、と思います。>

主役のお兄さん&お姉さん(ヒュー・ダンシー&マギー・ギレンホール)カッコイイし、頑固だけどファニーで憎めないジョナサン(・プライス)おじいちゃんも、発明家役のルパート(・エヴェレット)さんも変な人で面白いし、笑えるシーンも多いので、展開がやや強引ながら、ロマンチック・コメディとしても普通に楽しめました♫🎩


日本版トレイラーは、敢えて女性向けな感じ?💃

男3人が診察台の御婦人の前にゴーグルかけて並んでるシーンが笑えます。

🍀

海外版はキッチュな大人のコメディ寄り。。。ロゴとかお洒落です❤️