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TRUE DETECTIVE S3 感想

TRUE DETECTIVE S3、今回もオモシレェーー!って感じです。まあよく比較されるシーズン1と比べても、原点回帰的な不穏さが物語に通底している。ていうか俳優陣の演技がすごすぎる。主演のマハーシャル・アリは、三つの時間軸に合わせて演技するんだけど、老人時代とかすごい。しかも痴呆症のおじいちゃんだし。
田舎町で子供が誘拐され、謎が謎を呼ぶ展開、さらにはそこにオカルト的な要素も絡んでくる。完全に、"おれ好みのもの。"まあシーズン1でもそうだったけど、この作品だと結局オカルト的な要素とかは、別になんのことはなく、偶然の産物でした、みたいな雰囲気で片がつく。ちょっとだけ残念さはあるが。



では本題。今回の事件でも子供が失踪する場面から物語が展開していく。最近こういうストーリー多くない?『Stranger Things』もそうだし、『DARK』も例に挙げられる。単純におれの好みが偏ってるだけかもしれませんが…σ^_^;
ある刑事の人生について回る一つの未解決事件。その半生を家族との不和、パートナーとの衝突、上司との諍いと共に丁寧に描いている。今回は1980年初頭、1990年初頭、そして2015年が舞台になってるんだけど、ストーリーそのものは難解にはなっていない。てか、老人になっても同じ事件を追いかけ続ける執念たるや。そして、TRUE DETECTIVE名物のパートナーとのコンビ再結成、時間軸が3つもあるので今回は1990年と2015年の2回あったんだよね。このシーンは毎度のごとくアチィ〜〜んだけど、ジジイ同士になってからの再結成のところはマジであまりにも良い。パートナーという枠組みを超えたところで発生する男と男の友情に泣きそうになりました、普通に。おれは男同士の友情に弱いので、S1だとモロ泣きしたけど。そんで「クソを垂らしながら、刑事ごっこに興ずるか」的なことを言ってたけど、ガッツリ銃を携帯して捜査しててウケた。不審車両をおっかけるシーンでもバットを持ってシバきに行くんだけど、動きが完全にジジイ。ジジイだから黒塗りのセダンにはねられそうになるし。で、主人公は結局真相に迫れるんだけど、滅茶苦茶悪いタイミングで持病の記憶障害が起きて家族の元に帰されてしまう。かわいそう。謎自体は解明されたんだけどね。その後、行方不明になってた被害者の住所を書いたメモは、同じく刑事になった主人公の息子の手に渡るんだけど、息子がそれをどうするかはこの作品では描かれないまま終わる。ラストでは、元軍人の主人公がベトナムのジャングルに分け入っていく過去のシーンで終わるんだけど、誰がみても非常に示唆的な終わり方。これってこの作品のテーマである「物語は終わらずに続いていく。先行きは予想しようがない。」ってことを表しているのかもなとおれは考えました。兎にも角にもオモロイんでまずはアマプラで視聴してください。それでは最近おれがハマっているエモバンドの曲を貼って締めます。また来週〜〜〜〜!!


https://youtu.be/Yu18RPvMuAY






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