見出し画像

プロのクラブは市販と違うのか?

プロのクラブも市販品と基本的には変わりません。
三木プロのアイアンはBoseIronFactoryで作っていますが、ヘッドもシャフトもグリップも買おうと思えばどなたでも普通に買えるものですし、弊社の場合はその中から良いものを選ぶということもしていません。

ただ、それぞれのプロに合う形には組み上げます。
そうした意味では個々の部品云々では無く、フィッティングや好みを反映させた形で組み上げればプロと一般アマチュアで変わることは(ほぼ)ありません。少なくとも弊社ではプロとアマチュアでその部品の精度が違ったりすることも、組み上げに違いが出るということはありませんから。
むしろ一般アマチュアのほうが、通常の利益を頂いている分、キレイにクリーニングしたり、新品の場合はシュリンクしたりという手間はかけています。

「でも、大手メーカーのツアーバスとかで使われているヘッドやシャフトはやっぱり違うよね。
シリアルナンバー入っているし。」

とおっしゃる方もいるでしょう。
では何でシリアルナンバーを入れているのか・・・?

だって、どのメーカーでも無償もしくはメーカーが契約料を払って使ってもらうヘッドやシャフトを横流しされたら困るじゃないですか?

横流ししたらいけないものを横流し小遣いにしようとするアホなプロもいるので、市販品にシリアルナンバーを入れてどのアホが横流ししたかを確認出来るようにしているのがほとんどなのです。
(私がポニーキャニオンで働いていた時もCDやDVDのサンプル盤の流出には頭を悩ませました)

ただ、現在でもごく一部のトッププロの場合はそのプロの意見を取り入て特別に作るアイアンもあります。

画像1

タイガー・ウッズのようにそのメーカーを牽引するほどのトッププロの場合に限られることが多いです。
日本で広く知られているのはジャンボ尾崎プロのJ'sモデルや中嶋常幸プロのTN-87などがありますね。

シード選手でメーカーさんと用具契約をしているプロの中でも専用設計や専用の研磨をするプロは本当にごく一部ですので、その点誤解されませんよう。。。。

(ということで、プロ支給品として高い価格でオークション等に出ているものもありますが、そこでお金を使うよりはしっかりとフィッティングしてくれて、好みも反映してくれるショップで買うことをお勧めしますし、組み上げた状態で合うものがあればそちらをお勧め致します。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?