見出し画像

ダイエットのための食事(入門編)

「ダイエットしたいのですが、食事は何から変えたら良いですか?」

という質問をよくいただきます。

具体的な方法の前に、まずは原理原則をおさえておきましょう。

ポイントは3つで、

①量

②カロリー

③GI値

をいかにコントロールするかです


難しい言葉も出てくると思いますが、内容は難しくはないので一つずつ説明していきます。

①量

量とは「食事量」のことです、1日の総食事量という前提で話していきます。

ここはイメージしやすいと思います、

「最近食べ過ぎだから少し減らそう」

週末に飲み会があるから、今週の食事は軽めにしておこう

など、日常的に考えることも多いと思います。

実際に、いつもの食事量から8割に減らすだけで痩せる人もいます。

ただしこれで痩せない人もいるのも事実です。

それはなぜか?

ずばり、

「カロリー」


という考えが抜けています。

②カロリー

一日の活動量(=消費カロリー量)より食事での摂取カロリー量が多ければ、当然体重は増えます。

極論ですが、食事量を半分に減らしてもカロリーの高いポテトや天ぷらなど「揚げ物」ばかり摂取していたら、

今までと変わらないどころか、むしろ今までよりカロリーを取り過ぎているケースさえあります。


「食事減らしているんだけど、やせないんだよね」

という人は、食べる量は減らしても高カロリーのものを摂取している可能性がありますね。

「量を減らす」だけでなく「低カロリー」のものを選ぶ、ということが重要になります。

「じゃあ【カロリーオフ】のものを選べばいいんですね?」

と考えると思いますが、ここでややこしいのが、③の「GI値」の問題が出てきます。

③GI値

「GI値が低い」とか「GI値が高い」という表現を使いますが、



GI値とは「グリセミック・インデックス」の略で、

その食品を食べた時に血糖値がどのくらい上がるかを、ブドウ糖を基準(100)として相対的な数値で表したもの

です。意味がわからないですよね(笑)

まずGI値の高いものと低いものを一覧表で見てみましょう ↓

スクリーンショット 2020-08-14 16.43.52


GI値が低い食べ物ほど、消化吸収がゆるやかになるため、

血糖値が上がりにくい=脂肪を溜め込みにくくなります。

そのためGI値の低い食べ物は、ダイエットにもリバウンド防止にもおすすめです。

逆に、GI値が高い炭水化物は、消化吸収が早いため、食べてもすぐにお腹が空きやすく、ダイエットや糖尿病患者の方には不向きとされています。




この比較表を見てみると、「糖質」が含まれるものはGI値を上げやすいことがわかると思います。

「白い粉には気をつけろ」

とブラックジョークのように最近では言われますが、

「小麦粉」「砂糖」「ブドウ糖」「マルトデキストリン」

は血糖値を爆発的に上げるので、ダイエットには不向きです。

カロリーオフのものにも上記のようなGI値を上げる糖質が含まれていることは多いので、

「カロリーは低くても、血糖値を上げてしまうため太りやすくなる」

という原理になります。




ちなみに糖質もゼロの「人工甘味料」というものもありますが、

ダイエットとして考えたらアリかもしれませんが、

人工甘味料は人体への悪影響が懸念されるものとされています。

健康面で考えると、リスクはないとは言えないですね。

まとめ


本日の内容をまとめると、

①食事量を気にする

②カロリーを気にする

③低GI値のものを選ぶ


となります。

けれどもこれを同時に行うのは当然大変なので、
まずは一つずつ取り組めばOKです。

「日常的に飲んでいる糖質入りの清涼飲料水を、水に変えてみる」

「高カロリーの揚げ物を控える」

「間食をGI値の高いスイーツからGI値の低いナッツに変えてみる」

など、できることからやってみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?