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最近の変化

コロナの話題で終わりそうな2020年ですが、

コロナの影響があるのかないのか、随分と仕事や生活も変わってきた今日この頃です。

「新都心店閉店から早二ヶ月」

ここ最近の大きな出来事としては、やはり新都心店の閉店ですね。

個別にたくさんの励ましや心配のメッセージもいただきました、皆様ありがとうございます。

強がりでもなんでもなく、今まで通り元気に生活させてもらってます(笑)

心配性な性格のせいなのかわかりませんが、

何か始める時はいつも最悪のケースを考えてスタートするので、

今回の閉店も割とすんなりと受け入れいていて、次につなげるステップとして位置づけています。


そして今回の体験を通して、

「エネルギーをどこに注ぐか?」

について改めて考えました。


「しっくりこない日々」


「沖縄でトレーナーをやろう」

と決意して、気づけばちょうど10年になりました。

結果として、

沖縄でトレーニングジムOPENできて(本店は6年目、新都心店は前述の通り6月で閉店)、

お客様もおかげさまで毎日来てくれて、

講師業やセミナーなどもやらせていただけるようになって、

願った通りになっているわけですが、

「なんかしっくりこない」

という感覚がずっとありました。


そのなんともいえない感覚が、今回の閉店を通して明確になりました。

【「やるべき」ことが次第に増えていき、それをこなすだけで日々が過ぎていく」

という現実が「しっくりこない感覚」の答えでした。


「どうしてこんなに忙しいのか?」


「やるべきこと」

が増える一方で、

「やりたいこと」

「時間を使うべき最重要事項」

に時間を使えなくなっていました。

「社会人だったらやるべきことやるのが当然」

と考える人が多いと思いますが、

自営業や個人事業主であれば、やりたいことに時間使った方が結果的に質の良いサービスを生み出し、収入も増えます。

著書「エッセンシャル思考」の中で、

「成功した人ほど失敗する」

という一文がありますが、

成果を上げた人は周りの評価や信頼も高まり、次々と仕事や頼まれごとが舞い込んできます。

それらの依頼を引き受けていくことで「やるべきこと」が膨れ上がり、

すべての仕事が中途半端になり、成果が出ず、信頼を失っていく。

そうして信頼を失うことで「仕事ができない人」というレッテルを貼られる。

このような内容を、実際に経験している人は多いのはないでしょうか。


僕自身もここ数年はまさにこの状態になっていました。

というのも、仕事が全くない時期や、どれだけ営業しても仕事がとれない時期を経験しているのが災いして、

「依頼される」ことに喜びを感じるんですよね。

それが自分のエネルギーを注げることでなかったり、不得意なことであっても、

「依頼される」喜びが一種の中毒になり、どんどん仕事を引き受けるようになります。

そうこうしているうちに、一人ではこなせないような仕事になり、スケジュールもパンパンになり、日々疲弊して、どの仕事も中途半端になっていく。

忙しいのに成果が出ない。

そんな状態になっていました。


「エネルギーを注ぐべきこと」

そんな中、新都心店が閉店したことで、

結果的にスケジュールに少し余裕ができました。

スケジュールに余裕ができれば気持ちにも余裕ができるので、

「なんで自分はこんな仕事しているんだ」

と思うような業務が山ほどあることに気づきました。

「ちょっとこれはまずい状況だから、一旦整理しよう」

ということで、

・現在引き受けている仕事をすべて洗い出す
・自分がやらなくても良い仕事は、スタッフに任せるかプロに任せる(アウトソーシング)
・誰のためにもなっていない仕事はすべて中止
・意味のない「ミーティング」「打ち合わせ」もすべて中止
・すべてのメールに即レスしていたのをやめて、返すべき必要のあるもの以外はすべてスルー(ごめんなさい)

など、色々と整理しました。

余談ですが、身の回りの持ち物も整えました、というかほとんど捨てました。

仕事だけでなく、身の回りの環境も、

「自分が把握できないほどの仕事、情報、モノは抱えないようにしよう」

と一気に整理しました。


すると、スクジュールだけでなく脳にもすき間ができてきて、

「本当にエネルギーを注ぐべきもの」

が久しぶりに明確になってきました。

エネルギーを注ぐべきものを「エッセンシャル思考」的に言えば、

「絶対にイエスと言えること。それ以外はNOだ」
「90点以上のことだけ選ぶ」

です。

片付けコンサルタントのこんまりさん風に言えば、

「ときめくものだけ残す」

です。

「本当に重要なことはほとんどない」


僕が「90点以上でやりたいこと」は、

・スタジオでのセッション
・記事や動画での情報発信

だけなので、それ以外はバッサリ切ることにしました。

断ることが膨大に増えたので、嫌な反応をされることも当然多いですが、

熱の入らないことは結果的に相手に迷惑をかけることにもなるので、初めからお断りしてます。

すると色々と変化が起きてきて、

まずは忙しいと思っていた日常にたくさんの余白が生まれました。

何をあんなに朝から夜まで忙しくしていたのか、今となってはわかりません。

そしてエネルギーを注げるものが明確かつ限定されているため、

成果もどんどん出るようになりました。

成果が出るから、さらにエネルギーが湧いてくる。

最近はそんなスパイラルに入ってきてました。


「思考を変えることで、日常が変化する」

沖縄に来てから少しずつ認知され、成果も出てきて、プロとして活動できるようになることで、

「これからもずっと成果を出し続けたい」
「もっと稼ぎたい」
「もっと規模を大きくしたい」
「絶対に失敗はできない」

と「結果」にばかり意識がいくようになり、

結果を出すためなら嫌なこともどんどんやって、

ネットワークをさらに広げて、

もっと仕事の幅を広げて、

とキャパを超えた日常が当たり前になっていました。

そのおかげでお金も稼げるようになって、いろんな仕事ができるようになったのは事実ですが、

そこに面白みは感じなくなっていました。


それよりも、自分のエネルギーを注げることだけに100%の力を注ぐ。

それ以外はすべて断る。

こういうスタイルにしたことで、結果的に「成果」が出るようになってきました。

「プロだから結果がすべてだけど、結果を気にした活動はしない」

とも言えます。

結果を気にすると失敗することが怖くなるので、無意識に保守的になります。

それよりもエネルギーを注ぐことに重きを置いて、自分を成長させることに意識を向けた方が、自然とチャレンジする意欲が生まれます。

本田圭佑選手の、

「成功にとらわれるな。成長にとらわれろ」

という言葉が最近はすごく好きです。


「負けてこそわかることがある」

ということを今は実感していますし、エネルギーを注げることだけやっているので日々が楽しいです。

自分でも驚くほど機嫌も良いです(笑)


2020年も折り返して、明るいニュースがない情勢ですが、

自分のことくらいは自分で盛り上げていきたいですね。


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