【3dsmax】 overscan時のカメラの画角計算について
3dsmax オーバースキャン時のカメラの画角計算について
オーバースキャンのスクリプトをよく使うんですが、恥ずかしながら結局どういう仕組みなの??っていまいちよくわかっていませんでした。。
よくよく調べたらすごい簡単な計算ということが分かりました。
例えば
解像度 1920*1080
焦点距離 100mm 水平画角 11.489° 口径幅20.12mm
の場合。
こちらを
解像度 3000*2000 に見た目変わらず余白分を増やすとします。
3dsmaxではレンダリング解像度の【 高さ(縦)】をいくら広げても、見た目変わらず上下余白分ができるだけになります。
横幅は広げてしまうとそのまま絵が変わらず余白分は出来ませんので、カメラのレンズのmm数(画角)を変更してあげる必要があります。
本題のレンズのmm数の計算方法なのですが、
【 元々の解像度の幅 】÷ 【 余白を広げた解像度の幅 】
今回の場合 1920÷3000=0.64 となります。
こちらを 【 焦点距離 】にかけてあげればよい感じです。
整理しますと
(【 元々の解像度の幅 】÷ 【 余白を広げた解像度の幅 】)× 【 焦点距離 】
(1920÷3000)×100 = 0.64×100 =64
ということで 焦点距離 64㎜ で余白広げた絵になります。
簡単ですね。。
ちなみに口径幅とはフィルムバックの幅になります。
画角は以下のサイトでフィルムバック幅と焦点距離で計算できます。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1378259716
イメージセンサー水平 =フィルムバック幅
イメージセンサー垂直=フィルムバック幅/ アスペクト比
イメージセンサー対角 =√(( フィルムバック幅)²+(フィルムバック幅/ アスペクト比 )²)
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