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検索ができない、思考停止な人たち

台湾在住のX民が「台北捷運(台北地下鉄)の改札は反応が遅い」と言っていた。

この投稿もまぁレベルが高いとは言えないが、リプはもっと酷いものだった。

「実はあれわざと遅くしてるんらしい。速さと正確さや管理コストの問題で日本ほど利用者が多くない事からあの速度にしてると読んだことがある。」

とリプしている人がいて、かなり驚いた。

以前、僕も台北地下鉄の改札のNFCの反応の遅さはとても気になっていた。このX民が言うように日本の鉄道会社などから比べると確かに台北地下鉄の方がワンテンポ遅いのだ。

僕はその気になった時にすぐに検索して、答えまで簡単にたどり着いた。

答えを言うとNFCには種類があり、日本(Suica等)ではFelicaが採用されており、台北(悠遊卡等)ではType-A/B(MIFARE)が採用されていて、方式が違うのだ。

そのFelica(フェリカ)とMIFARE(マイフェア)では認識できる範囲も、処理時間も違う。

Felica
認識範囲 85mm
処理時間200ms

MIFARE
認識範囲 40mm
処理時間500ms

下記サイトより引用

認識範囲の差 4.5センチ・メートル
処理時間の差 0.3秒

改札とNFCの部分だけだが、これだけ認識範囲と処理時間に差があればFelicaの性能を知っている人ならMIFAREは遅いと感じるだろう。

詳しくは下記のサイトをご覧いただければと思う。

ここまでは技術面の話で僕は専門家ではないので正直詳しくはない。

そもそもだが、
『速さと正確さや管理コストの問題で日本ほど利用者が多くない事からあの速度にしてる』

この理由でわざと遅くする意味がわからない。どんな記事を読んだかわからないが、システムの違いなだけで故意に遅くする意味は全くないのがわからないのだろうか。

正確さもそこまで変わらないだろう。

もちろん東京などと比べなら台北地下鉄は規模も小さいし、乗車数も比べものにならないくらい少ない。

しかし台北地下鉄でも相当数の利用者はいるので速度も正確さも必要なので故意に遅くする理由はみつからない。

検索すれば程度わかるし、そもそも考えればわかることを思考停止でそのままXに書いてしまうのに驚いたので書いてみた。

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