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【小説】ちっちゃいマスコット生活①

 女性がヒトイヌ状態でマスコット着ぐるみを着て生活する話。

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※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。


 正直な話、人生のことはマジでどうでも良くなった。
 自分の人生がどうと言うよりも、世の中がこうもささくれ立ち、あらゆることがどんどん悪くなっているような気がする。
 政治家が官僚が資本家がマスコミが……悪い事をやっても庶民ほどは重く罰せられず、そしてずっとずっと贅沢な暮らしをしているようにしか思えなかった。
 ネットを見れば、馬鹿で良心のない人間が、全力で悪意を再生産している。
 毎日が毎日嫌になる。

 リリは「あんたは考えすぎだからだよ。馬鹿のことなんて無視して、悪い奴は視線から外しなよ。そうやって嫌な情報を見つけて、自分の感情が正しいって証拠を集めてるだけじゃない? そう言うの良くないよ」と言ってくれる。

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