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【着ぐるみ小説】レンタルドラゴン⑤

 あるテーマパークには、着ぐるみとデートできるオプションがあり……

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 ヴォルガンくんとリヴェラちゃんの二人でのショーの内容を練っていく。
 二人が固定となれば、私が仕事で抜ける以外の時は、他の係員の子の負担が半分以下になる。

 少なくともダンスの練習を"自己研鑽"としてねじ込まなくて済むのだ。
 ショーは二人で、グリーティングは他の四人のキャラを、数名で一回ずつ回せば、最低限の体裁は成り立つと言う訳だ。

 尤も、それは今までの状態をなるべく低コストで実現すると言うだけの状態ではある。
 それで満足してしまう訳にはいくまい。

 少なくとも現状は、パーク側が再建計画に参画できると言うだけだ。
 そこで現状が悪すぎてどうにもならないと言う結論に至れば、結局新たな計画になるし、なんなら私の五億円もパーになると言う訳である。

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