逆行と逆光~蟹座♋新月~
2024年 7月6日 7時58分頃
かに座15度で新月を迎える。
いつものように、新月時の天体の配置図をご覧いただこう。
ところで、私は月に一度、新月を読むということで、月が太陽と重なる状況で、星を読む記事を書いています。それは、月というものが、他のどの惑星よりも地球に一番近くて身近な存在であり、地球に住んでいる私たちが、空を見上げたとき、そこに月が輝いていることで、不思議と安心感が湧いたりすることがあるからです。
今回月が滞在する、かに座♋は月のHOME。お家に帰っている状態の月は、いつにも増して、パワフルなエネルギーを私たちに届けてくれます。
本来、月の使命は、人々の「感情」を揺さぶること。この新月は特に、その感情の揺さぶりが色濃くなるでしょう。明るく照らし出された「光」の部分はもちろんのこと、普段は隠されている「影」の部分にも、月は容赦なく揺さぶりをかけてくるでしょう。
“THE・月のお試し“はじまり、はじまり・・・☾🌕☽
それでは、かに座♋15度のサビアンのお話から見ていきましょう。
ありあまるほどの食事を楽しんだグループの人々
かに座の15度は、ずばり、「心の豊かさ」を表します。
気の合う仲間たちと楽しい会話をしながら、美味しいものを食べる。たらふく食べて、心地よい安心感を得ると、人々は心身共に充足感に満たされて、喜びや幸福感を得られますよね。
ちょうど先日の夏至を過ぎたころから、日々の生活がガラッと雰囲気が変わったっていう方いませんか?それは、お金がどうとか、食べ物がどうというより、「なんかわかんないけど嬉しいな」とか、「前よりずいぶん軽くなったよな」とか、「○○のことを考えていたらそれがやって来てビックリした」などなど…。
特に、私はここno+eの世界のエネルギーや波動がとても高いなと感じています。居心地が良くて、書く時も、読む時も、いつもワクワクします。
それは、ここにいる人々が、日々、自分と向き合いながら、丁寧に記事を創造し、自分の軌跡を振り返ることのできる場所へと変化させてきたからだと思うのです。『書くこと』それは、自分という唯一無二の命が生きた証を残すこと。今ここに、自分史を刻んでいくことです。
そして何よりも、その軌跡を共に喜んだり、時には共に涙を流したり、悲しみに暮れて落ち込んだり…。一緒に笑ったり泣いたりしてくれる人がいること。それが「心の豊かさ」を生む場所である、“no+e”の世界です。このサビアンのおはなしのスペースを借りて、この豊かさを分け合ってくれているnoterの皆様に感謝の花束を💐💐💐。
今回の新月は、同じかに座に金星♀が寄り添っているため、「愛情・自己愛」に焦点が当たります。かに座のサインのテーマは「家庭・家族」。そしてそれは、大人になった私たちの中にある、インナーチャイルド(内在する幼い自分)が揺さぶられるということでもあります。
私たちが大きくなる過程で形成された、心理的な影響を受けてきたことによる、考え方の“癖“や記憶などが、そのインナーチャイルドの傷となって残っていることがありますよね。それによって、大人になった私たちの行動を制限したり、不安感を大きくしたりすることもあります。
でもね。安心して下さい。この新月の度数の15度から後半は、それを軽く、新しい流れ、愛のある方向へと刷新してゆくよう導いてくれますよ。
今回、この新月読みのタイミングで、テーマに「逆行」を掲げたのには、星たちとの深い関わりがあるからなんです。
みなさん。「逆行」って、何か知っていますか?
惑星の逆行について、説明できますか?
私はいろいろ調べていて、ここに辿り着きました☟
私は中学生の頃、これを勉強しているはず💦なのですが全く覚えていません。青天の霹靂、散々無残です。(なにこれ💦w)ムザンサマ…💦
中身を見ていただければ詳しく解説されているので、ここでは重複して説明はしません。つまりは、私たちの目から見て、星が逆に動いている現象が起こるように見えるということ。理屈では、地球も公転していて、星ももちろん公転してますよね。でも同じ方向に同じ角度・同じスピードで回っているわけではないんですよね。角度も違えば、スピードも違う。距離だって遠いと近いがありますものね。
だからそれを「地球目線」の天球という考え方で、地球が静止していると仮定する。その理屈で空を見上げると、惑星が逆に進んでいるように見えるというのが逆行の仕組みです。
ただ、西洋占星術の世界では「逆行」の起こる時、その星を読み解く時には、通常の順行に対して、「見直し・停滞・すれ違い・振り返り」などが起こりやすくなると言われています。
現在、逆行している天体は、冥王星♇、土星♄、海王星♆の3つ。
冥王星は時代の流れを大きく変えるほどの変革の星。土星は試練や学び、海王星は夢や幻想を司る星。逆行が起こる時、つまりそれらの星のサインに「揺り戻し」や「ストップ」が起こりやすくなるということ。
そこで、先ほどの話に戻りますが、新月に金星が合わさることで、私たちのインナーチャイルドにスポットライトが当たり、これまでその癒しに取り組んできた人にも、過去の振り返りや見直しという「揺さぶり」がかけられるかもしれないということになりますね。
例えば、土星のもともとの働きは、『土台』を安定させること。そのために人々に制限をかけることで、人々の幸せを維持していこうとするもの。
インナーチャイルドを癒してきた人たちに、「ここで内省し、自分を振り返り見直すことで、いよいよ新しいフェーズで自分を変えていける時が来たんだ!」と、前向きに捉えて、進むことができるようになる。
そういうことですよね!
逆行を逆手に取る。つまり、
『逆行の流れを受けて逆光を照らせ!』
今、私の心の中にAdoちゃんの『逆光』が鳴り響いています♬
この曲の「赤」を惑星の赤の星、火星♂として考えてみると…
月と火星がセクスタイル(60度)という生産的なアスペクト(角度)をとっています。これは家族や自分の大切なもの、また心の繋がりのある人を守りたいという気持ちが強くなる配置です。
光りを背に受けながら、子供の頃受けた心の傷を、大人になった自分がしっかりと癒してあげる。「よく頑張ったね。もう手放して、前に進んでいいんだよ!」と優しく背中を押してあげる。それは、自分への勝利宣言。これからは新しい自分で共に生きてゆけます。
さらに新月で太陽も味方してくれていますので、パワフルに前に進みたい気持ちや、果敢にチャレンジしようとする勇気も同時に沸いてくるでしょう。金星の柔和で優しいエネルギーも手伝ってくれるので、しっかりと自分の意見を主張したとしても、すんなりスムーズに通りそうですよ。
今回のかに座新月。土星の逆行の影響で、一時的に空虚感を感じたり、不安な気持ちが湧き上がって来ることもあるかもしれません。変化することが怖くて、これまで生きてきた安定した土台の上に、居続けようとする選択をする人もいるかもしれません。でも一方で、そのコンフォートゾーンから抜け出して、変わろうとする自分も少なからずきっといるでしょ。ねっ!
そう気づいたならば、それが一歩踏み出すチャンスです。逆行を味方に、背中を押してくれる逆光に照らされながら、パワフルに進んでいけますよ!!
今回のトップの画像は、自身の記事ではおなじみ、風の時代の独創的なキラキラ✨クリエイターtaiinさん。海に光が降り注ぐ中、カワ(・∀・)イイ!!イルカと対話するSeaガールに胸キュン💓な、素敵な画像を使わせて頂きました。
いつもありがとうございます✨
順行と逆行、その両方があって「惑星」という。
戸惑いながら、迷いながら、それでも前に進むのが螺旋の道。
大丈夫(`・ω・´)b あなたは回りながらもちゃんと昇っているよ。
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