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『ケンジとケイジ』を見るか見ないか。

2020年1月スタートのドラマをまだちゃんと見れていない椿です。

初回をあれこれ見逃すなんていつぶりなのか、いや、この長いドラマ人生でまったく初めてのことかもしれません。レコーダーが壊れていたっぽかったことが理由なんです。その間、録画予約もできないし録画リストも見れませんでした。

でもコードをしっかり挿し直すという原始的で画期的な解決法により復活したレコーダーには前クールの録画予約の枠で運よくいくつかの新番組の初回が録画されておりました。

まず3つ見ました。
『恋はつづくよどこまでも』(上白石萌音さん・佐藤健さん)
『病室で念仏を唱えないでください』(伊藤英明さん)
『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う』(清野菜名さん・横浜流星さん)

うーん、どれも微妙です。続けられるか難しいです。伊藤英明さんは僧侶のお医者さんという設定なんですけど、その職にその筋肉が必要なのかよく分からず気になります。『海猿』で力強い演技を繰り広げた伊藤英明さんの印象が強く、やっぱりそういう系の役柄を見たいのです。だってすごくかっこいいよね。

佐藤健さん、演技が好きなのでなんとなく楽しみにしていた1つでしたが、どうかな。あ、でも2019年4月スタートのドラマ『白衣の天使』(中条あやみさん・水川あさみさん)を見始めたときもそんなに気乗りしなかったけど、途中からおもしろくなってきて最後まで見たということもありました。同じ医療系だしね、もうちょっと追ってみようかな。

パンダについては触れません。好みですよね。うん。

まだ見れていないものはこちら。
『麒麟がくる』(大河ドラマ:長谷川博己さん)
『ケンジとケイジ』(桐谷健太さん・東出昌大さん)

大河はね、あまりちゃんと見ないんです。歴史を専門に研究している友人がいてその彼が「大河を見てると嘘ばっかりでイライラする」と言っていました。それを聞いてからフィクションとして楽しめるなら見てもいいけど無理して見ることもないなぁって思って録画してまで見ることはなくなりました。でも長谷川博己さん主演でしょ。気になる・・。

長谷川博己さんといえば鈴木京香さんとの2010年10月のドラマ『セカンドバージン』でお顔を覚えました。あれはよかった。そもそも京香さんが美しくて色っぽいのでそれだけでもあのドラマはレベルが高かったけど、彼もミステリアスで魅力的でした。ほかにも2011年4月のドラマ『鈴木先生』も好きでした。映画にもなりましたね。

2015年のドラマ『デート〜恋とはどんなものかしら〜』では高等遊民(働かずに読書とかして過ごす人)を名乗り自分が寄生できる女性と結婚しようと考える独特すぎる男性を演じました。そういえばお相手は杏ちゃんでした。2015年の映画『進撃の巨人』でのシキシマ役も好きだったなぁ。あ、長谷川さんを多く語りすぎました。

えっと、ではタイトルのこれ『ケンジとケイジ』ね、言わんとすることはみなさんお分かりになると思いますが、楽しみにしていたドラマだけどどうしたものかと。たぶん一応見ます。でも視聴率があの報道後は3割下がったと報じられています。

そりゃそうですね。彼は良い夫、良い父親、誠実で爽やかが売りの俳優さんでしたからね。少し棒読みぎみの演技についてもまだこれから伸びるんじゃないかとポジティブに応援していました。たくさん見ました。

2013年の大河『ごちそうさん』で杏ちゃんの相手役をまだ俳優としてのキャリアの浅いなか一生懸命つとめブレイクしました。2018年4月のドラマ『コンフィデンスマンJP』のボクちゃん役でもご本人そのままかと思うような、お人好しで真面目なキャラクターを演じていました。2014年の映画『クローズEXPLODE』ではクールな不良少年でしたね。

実力不足と見るか素朴な演技が魅力と見るか絶妙な感じで、つまりそれは見る側の気持ち次第で良くも悪くも変化するかたでした。そんななか杏ちゃんをとっても愛して結婚したという印象も強く、世間からの評価は一気に高まっていたと思います。それがこんなことになるとね。

私は浮気がどうのとかは美男美女の渦巻く芸能界のことなのであっても仕方ないような感じに思っているし、そういうことで見る見ないを決めるとかあんまりないと思っていたんです。でも今回はね。

無関係な私の納得いかない感情とか全然意味のない話だとは思っているけど、今回はどうやら影響を受けているようで、今朝その関連記事をネットで読んでいると心がざわざわしてきて微妙に悲しくもなったほどです。

なんていうかな、もうネットでは彼はとんでもない批判にさらされて芸能人人生はほぼ終わりのような空気になっていますよね。圧倒的に杏ちゃん擁護の声が押し寄せています。私も杏ちゃんは好きですからね、あんな良さげな笑顔の子だもの、彼とはとってもお似合いだと思っていたのに3年間という長い間、大変だったと思います。小さいお子さん抱えてね。想像するとつらいです。

でもそういうことだけじゃなくて、いま杏ちゃんが彼への大量のバッシングを目にして、そしておそらくどうしていいか分からなくなっている彼を想像して、心が苦しくなっていないかと気になるのです。仮にも愛した男性、もしくはまだ愛している男性ですよね。もうすっかり愛はかけらもないのであればいいんです。そのほうがいいです。すっぱり別れて元気にがんばってほしい。

でもそうじゃないなら、愛があるのなら、愛って複雑ですからね、いろんな情もあるわけです。彼女もまた自分の心だけでなく彼の心の傷を思って泣いてないかなって。彼への絶望的なほど厳しいバッシングが彼女の心を傷つけることにもつながっているとしたら、それらは彼女を応援する声にはならないなぁって思ってしんみり眺めています。

さて気持ちを切り替えて最後に。

撮れてなかったけど追っかけて見たいもの
『10の秘密』(向井理さん)
『テセウスの船』(竹内涼真さん)

どちらも気になります。追っかけてみますね。


#エッセイ #ドラマ #2020年1月 #冬ドラマ

こんなやりとりを見つけました。『クローズEXPLODE』の豊田利晃監督と東出くんの対談で、監督が出演者の彼についてこう語っています。

豊田「僕、イノセンスが好きなんですよ。イノセンスを持っている人は素敵だと思います。ウソがないというか、それが役からにじみ出る。彼が今、『クローズ』の後に人気者になっているのも、そういう資質に皆が乗っているからだと思う。でも売れ出して、これが天狗(てんぐ)になっていったらねえ(笑)」
東出「すぐに鼻をへし折ってください」
(引用元:映画.com)

「天狗」のあたりを引用したかったというより、「イノセンス(潔白・純真)」ね。彼には私もこれを感じていたんですけどね。分からないものです。けっこう人を見る目があると私は自分のことを思っていましたが残念です。



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