見出し画像

はじめて同人誌を作った時のお話

最近のコンビニのコピー機は、小冊子印刷までしてくれるので、面付けとか考えてコピーしなくても、データがあれば、あとはホッチキスで留めるだけの状態で出力してくれる優秀な機能が、半端なくありがたい。

私もだいぶ古のオタク感出てきたので、それっぽい話をさせていただくと。

……あれは、まだアナログが主流の同人時代でした。
ネットの活動も……Pixivもツイッターもない、サイト全盛期!
しかも私のサイトはカウンターがあまり回らなかったので、自分以外の人が見に来てくれている実感なんてなかったです。
なので、サイトでもブログでも、初の同人誌即売会に出るなんて告知一切しないで準備を進めていました。

さて。
印刷所の知識もないので、コピー本を作ることにしました(そもそも印刷所という概念すらなかった新参者でした)。
両面コピーで中綴じ、という発想もありません。片面袋とじです。中綴じホッチキスの存在すら知らなかった(無知がひどい)。
なんなら、ここからが色々信じられない話でしょうが、コピー機の使い方すらわからなかった。
でも、キン●ーズみたいな専門のコピー屋さんではなく、なんかスーパーに備えられていたコピー機使っていたので(そも、当時うちの近所にコンビニなどなかった)、店員に聞くことも出来ず(そもそも専門店であってもたぶん聞けていなかった内気)、とりあえず原稿を台に乗せてコピーを開始しました。

失敗その1。
・左右間違えて並べてコピーした。

失敗その2。
・A4本が完成してしまった。
 原稿用紙のサイズがA4だったので、二枚重ねて印刷したらA3サイズだった。縮小機能の存在も知らなかったので、A5本でもB5本でもない、イラスト本でもないのにA4サイズの本が出来上がりました。

失敗その3。
・モノクロ原稿をカラー印刷してしまった。
 これが一番でかい。
 失敗その2でお伝えしたとおり、A3サイズで原稿コピーしてしまったので(A3カラーは一枚80円)、しかも失敗その1でお伝えしたとおり、左右間違えてコピーする失敗したので、もう一度コピーし直して……ここまででかかったコピー代考えると怖くて、いまだに思い出さない(今みたいに領収書も発行されないし)。

そんな体験を重ねて、私は再度コピーしなおしました。
(沢山持っていた小銭が上記の理由で足らなくなってしまったので、泣く泣くスーパーの人に事情を伝えて両替してもらいました←どんな内容刷っているのか気づかれたくなかったので、コピー機の使い方までは教わらなかったし、そんな余裕までは店員さんもなかったと思う)

そんなわけで引き続き、縮小機能も知らないし、A3原稿をカラーで刷るしで、とんでもなく金のかかったA4/12P/モノクロ、のコピー本が10部完成しました。
ちなみに、モノクロって書いてますが、めっちゃカラー本です。原稿がモノクロだったから、モノクロをカラー印刷してもモノクロはモノクロ。
単色コピー、という機能は当時のコピー機にもあったはずですが、縮小設定も、モノクロ印刷の方法もわからない人間がそんな機能、知っていても使いこなせるわけがないわけで……。

見た目簡素なのに、じつはめっちゃ費用が掛かっていた超豪華なコピー本が完成しました。
それをもって初めての即売会に行くわけですが。
はじめてのコピー本の語りが長すぎたので、この話はここまでにします。
はじめての即売会の話は、いつか語れたらまたその時に。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました(*´▽`*)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?