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刺絡治療

栃木県医師会でインフルエンザの予防接種を打った人と、打たない人の罹患率はほぼ変わらなかったと発表されていました。

なぜなんでしょう?

この結果を見ると予防接種を打ち続けるという意味はどこにあるのか?と思いますが、重症化率というのはもしかすると低い??と考えちゃいます。

刺絡という治療法を当院では長らくやっていますが、もう20年以上行っていて一時期は講習会などもやって広めようとしていました。

講習をうけた先生が結局はやらずに、通常の鍼治療だけになっていってるのを見て、教え続ける意味を見出すことがわからなくなりました。

例えば、頭痛は酸欠によっておこることが90%くらいと言われています。

ほとんどの頭痛がそれに当てはまります。

なぜ酸欠になるのかというのは、血液量です。

つまりは、脳内の血液の流れが悪くて酸素を運んでくれないので頭痛が発生します。

しかし頭蓋内には頸動脈や椎骨動脈という、筋肉の張りに影響されない動脈があり、血液不足にならないはずだ!とおっしゃる内科医の先生がいらっしゃいました。

さすがです。その通りなんですが、頭にはいった血液は、頭の中では、くも膜下などを通って頸から下に下がります。

この時、筋肉がはっていると下がっていかないのです。

で、頭蓋内は充血しちゃう。

内圧があがるんです。それが、片頭痛です。

片頭痛は、お風呂にはいったりすると余計いたくなります。

どんどん頭に血液があがり、肩や首がほぐれてないので、下がらずに頭蓋内が充血するためにおこる痛みなのです。

筋収縮性頭痛は一般的な頭痛で、肩こり首コリで筋肉が張るために血液の流れが悪くなり、酸欠と栄養不足が発生するわけです。

それで痛みが起こるのが一般的な頭痛の正体だと考えました。

調べてみると、認知症もうつ病も脳内に、酸欠の部分や、栄養不足の部分がちらほらあります。

MRI画像を見るとそういう部分がでているのです。

こちらはまだ研究が必要ですが、頭痛に関していうと肩こりや首コリの血行をよくする、その為にはただマッサージだけするより、うっ血してる血液を抜くという刺絡の治療が必要です。

鍼灸の技術だけで多くの人が助かり、しかも脳梗塞や脳血栓の最大の予防になるかもしれないと考えているんです。

なんとか流行ってほしいと願っています。



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