見出し画像

抗老化ワクチンの実現

新潟大の循環器内科の南野徹という医師がいるのですが、この先生が老化は老化細胞が溜まることによっておこり、通常は白血球が食べてくれるのだが、なんらかの原因で白血球が少なくなったなどの場合に老化細胞が残り、これが老化の原因になるという論文を2021年にしているようです。

え?知らなかったと思う方がほんとんどだと思うのですが、この先生の論文を少し引用します。

細胞は老化することで性質が変わります。若い細胞と比較してみると、老化細胞に特徴的なマーカーである「老化抗原」が細胞表面に出ていることがわかりました。私たちはこの「老化抗原」の詳細を解明するところから始めました。
老化した血管内皮細胞の遺伝子情報を解析した結果、老化抗原は GPNMBという分子であることを突き止めました。このGPNMBを標的として攻撃する抗体を生み出すワクチンが、老化細胞除去ワクチンです。

つまり抗老化ワクチンがあるのです。

驚きでしょう。話は続きます。

食事や喫煙などの生活習慣やストレスの状態によって、人体のどこに、どのような種類の老化細胞が蓄積するかは異なるということもわかってきました。また、研究を進める中で同定したマーカーであるGPNMBは、血管内の細胞に特徴的なものであり、臓器ごとに異なる老化抗原を持つ老化細胞が存在することもわかってきました。臓器ごとに異なる老化細胞の、それぞれの特徴を研究し尽くすには骨が折れますが、同研究を行う研究者によるデータ共有プラットフォームを活用しながら、さまざまなパターンを解明していこうと思っています。

老化細胞除去ワクチンは、老化現象に対する新しい角度からの挑戦です。実用化されれば、加齢関連疾患の新たな治療につながる可能性が高いほか、アルツハイマー型認知症のような、未だ有用な治療法が見つかっていない疾患に対しても解決策を提示することができると考えています。実際に論文発表後の反響は大きく、複数のベンチャーキャピタルからオファーを受けているほか、患者さんから「いつ実用化されるのか」と連絡をいただくなど、大きな期待が寄せられていることを実感しています

これから4年経過していますので、これがどこまで進化してるのか、また白血球を増加させるのは一番はお灸です。お灸も自分で自ら毎日実践していきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?