Fumito SATO

株式会社コンセント所属。デザインストラテジスト、HCD-Net認定人間中心設計専門家。…

Fumito SATO

株式会社コンセント所属。デザインストラテジスト、HCD-Net認定人間中心設計専門家。美術館&図書館&カフェ好き。

マガジン

  • ひらくデザインリサーチ

    • 15本

    株式会社コンセントでは、自分の興味や関心をベースに問いを立ち上げ、探索するための「ひらくデザインリサーチ」というプログラムを実施し、「土着」「工夫」「余裕」という3つのテーマに分かれて活動しています。このマガジンでは、各チームの活動レポートを随時発信していきます。

最近の記事

サービスデザイナーになった頃の私が、どうやってビジネスを学んだか。

私が「サービスデザイン」というものをやるようになった頃、一番苦労したのは、経営や事業全般に関する知識の不足でした。 それまでは、コンテンツディレクターとして会社案内や広報誌など印刷媒体の企画制作に携わってきた人が、いつの間にか、新しいプロダクトを開発して事業化させようとかそんな会話が交わされる場面にデザインの専門家として関わるわけですから。特に何もよりも「ビビった」のは、相対するクライアント企業の担当者の立ち位置です。コンテンツディレクターの頃は広報・宣伝等いわゆるコーポレー

    • ファシリテーションに自信を持つために

      うまいファシリテーションとは?ビジネスや公共の分野で課題解決や価値共創に取り組まれている社内外の皆さんから時々、「ワークショップのファシリテーションがうまくなるにはどうすればいいですか?」という質問をいただく。難しい質問だと思う。 そしてこれが社内の後輩が相手だと、ワークショップの終了後に「私、うまくファシリテーションできてました? フィードバックがあればいただきたいです!」と元気よくお願いされる場合もある。やはり返答に窮する。 悩んだ末に、たいていはこう答える。 「ワークシ

      • 日々の工夫から、創造性を考える。

        「これからの組織に創造性が大事だ」「産業競争力を高めるために創造的な人材の育成が必要だ」。このようなことがいろいろな場で主張され語られています。そして、創造性の獲得を目的にした様々な書籍や研修などが存在します。 ただそこには、現代社会の経済活動を支えるビジネスの現場そのものが、人間に創造性への苦手意識を持たせてしまうような構造になっている。そんな背景も潜んでいるような気がします。実際、ビジネスの場で重視される傾向にある「生産性」や「効率性」という価値観は、「探究欲」や「好奇

        • 「つくるよろこび」とデザイン

          (初記事なので自己紹介も交えて書いてみました) 企業向けに「デザイン思考」や「サービスデザイン」を学ぶための研修やワークショップを実施させて頂いていると、たまに心の中で「これでよかったのだろうか?」と自問してしまうことがある。 といっても、自分が自分で設計した研修やワークショップの内容に不満を抱いているわけではないし、もちろん、受講していただいた方の反応に問題があるわけではない。そして、心のなかで自問することはあっても、皆さんが喜んだりうなづいたりしてくれると励みになるし、

        サービスデザイナーになった頃の私が、どうやってビジネスを学んだか。

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