91.ポリファーマシー問題



 高齢者で薬を飲んでいない人は少ない


 そして、高齢になればなるほど

 なぜその薬を飲んでいるかも分からなくなるし

 認知症などになってしまえば

 余計に分からなくなる


 薬というのは

 主作用と副作用に分かれるが

 一般の人は主作用ばかりにめがいきがちである

 なので、飲めば飲むほどいいと誤解してしまうことも

 少なくない

 病院に入院する高齢者で1回に10錠

 1日30錠近く薬を飲んでいる人も少なくはない

 

 いわゆるポリファーマシーだ


 薬を飲むということは

 高齢になればそれだけで難しい

 嚥下状態が悪くなれば、薬を粉砕といって

 粉状にしたり、元々粉状のものにしたりするが

 そもそも嚥下が悪いので飲むことも難しい


 

 そして、薬を飲んでいる人なら分かるだろうが

 毎日、薬を飲むというの簡単にみえて実は難しい

 飲み忘れもあるだろうし

 自分が飲んだか覚えていないということもある


 どうすればそれを減らせるのか?

 

 医師が適切な判断で減らしてくれる場合あるが

 めんどくさいし、薬をきったあとに

 何か言われるのを嫌いそのまま処方してしまう医師が

 多いように感じる

 

 いい医師は、適切な量に減らしてくれたりするが

 それも過度に期待しすぎてはダメだろう


 そして、薬には多く副作用がある

 その副作用も怖いが、違う薬を複数飲むことによって

 生じる健康リスクも少なくない


 そうならない為にも、日頃から健康に気をつけ

 なるべく薬頼らないような健康習慣を身につけることが大切だろう

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