おもちゃには、既製品より手作り、手作りより材料を
2024.8.17.
#47
台風が通り過ぎた。
台風の危険が迫った昨日は1日おこもり。
予定にあった健康診断も朝に連絡があり、延期となった。
一生懸命?検便したのに・・・
病院にどうすればいいか聞くと、冷蔵保存をするか、検査キットを送るから再度やり直すかするらしい。
検便を冷蔵保存だと!?一週間はもつだと!?
悩んだ挙句、やり直しや送る手間を考え、ジップロック三重にして、息子のおむつ用のにおわない袋で厳重に縛り、そっと冷蔵庫へ。
何の話をしているのだ?
今日は昨日1日、長男と過ごした気付きのお話。
結論は、「不自由な方が工夫や創造力が生まれる」かな。
おもちゃが増えていく
我が家の長男は3歳。
ガチャポンが好き。マックのハッピーセットが好き。
小さなおもちゃだが、先日片付けていたら、こんなに大量に買っていたのかと反省をしたところだ。
長男は、1つ1つのおもちゃは大切にしているのだが、このままだと
物を大切にしない子になってしまうのでは?
わがままに育ってしまうのでは?
と心配している。
既製品の素晴らしさ
おもちゃ会社も相当な力を入れて作っている。
ギミック(技術やからくり)が凝っている。
カラーリングがきれい。
既製品のおもちゃは高いのだが、高いだけあって素晴らしいつくりをしている。
手作りの素晴らしさ
しかし、既製品は説明書の範囲でしか遊べない。
親の手作りは、子どもの要望によって変えられる。
長男は、戦隊ヒーローや仮面ライダーにドハマりしている。
中でも戦隊ヒーロー「爆上戦隊ブンブンジャー」のブンバイオレットの大ファンだ。
作ってやろうじゃないか!
カラーリングは長男が行い、ボタンもつけてあげた。
お気づきだろうか?
ボタンが多い。
空きのペットボトルのフタを見つけ、ここにつけたいと要望してきたからだ。
つけてやろうじゃないか!
既製品だと完成しているが、手作りには、その範囲を超えて遊べる楽しさがある。何歳まで通用するか分からないが。
材料だけ与える素晴らしさ
手作りに喜んでくれる姿を見るとこちらももっと作りたくなる。
そこで、もう一つの大ファンである「仮面ライダーガッチャード」の変身ベルトを作ろうかとインターネットで作り方を模索していると、一緒に見ていた長男が突然・・・
長男「黒い折り紙4枚ある?」
私 「2枚しかないから明日、買いに行こうか?」
長男「嫌だ!今日がいい!」
と言って、家の中にあるものをかき集めて自分で作り始めた。
大人が見たら似ても似つかないものだけれど、本人の中ではカードが2つ入る仕組みなど工夫をしている。
これには気付かされた。
たくさんのものを与えたり、してあげたりすることは、かえって子どもの世界を狭めてしまっているのではないか、と。
人は便利に生きるために道具を作り出し、生活を豊かにしてきた。
そこには工夫があり、知恵や試行錯誤があったはずだ。
大人の親切や優しさで、子どもの世界や可能性を狭めないようにしたい。
まとめ
既製品
メリット・・・きれい、かっこいい、ギミックが優れている
デメリット・・説明書以上のことはできない
手作り
メリット・・・子どもの要望で作り変えられる、オリジナリティを付加
デメリット・・主導は親、子どもは受け身
材料
メリット・・・子どもが自分で工夫、創造力を高める
集中している時間は親は家事ができる
デメリット・・これで満足できるのはいくつまで?
「子どもは親の言うようには育たない。子どもは親のように育つ。」
長男が材料を与えて自分で作り始めたのは、最初に親の手作りがあったからだと思う。親のその姿を見て、子どもは学んでいる。
オンラインですぐに物が手に入る時代だけれど、不自由さも工夫や知恵で乗り越える姿も見せていきたい。