先輩に監禁された。
…ギチギチッ…
(縄が引っ張られるような音)
〇〇:…え?
??:〇〇くんおはよっ。
…彼女は……僕の先輩…なんだが…
僕は…この人に監禁された…。
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…僕は、小林〇〇。22歳独身。
新卒社員の僕を指導してくれる。
教育係の藤吉夏鈴さん。25歳独身。
藤吉:質問は受け付けるけど。
〇〇:あ、あの…ここって…
藤吉:あぁ…そこは…
…いつも冷たい。
クールと言えばクールだが…
僕からしたら…冷たいし怖い…。
〇〇:あ、ありがとうございます
藤吉:…うん。
……定時になり…
藤吉:今日って予定ある?
〇〇:予定ありませんけど…
どうかしましたか?
藤吉:あ、いや…あの…
田村:お!〇〇くん!
…この人は先輩の田村保乃さん。
明るくて、愛嬌もあって…可愛い
正直、アイドルにいてもおかしくない
そんな人だ…。
田村:〇〇くん今日さ飲みに行かん?
〇〇:あ〜…
藤吉:……(静かにその場を立ち去る)
〇〇:今日僕、予定があって…
田村:そうなんや。😅
〇〇:すみません…😅
また誘ってください!
田村:うん!また誘うな!👋
(手を振ってその場を去る)
…タッタタッ…(藤吉夏鈴の席へ)
〇〇:あ、あの…藤吉さん…
さっきの話って…?
藤吉:田村さんと飲みに行くんでしょ?
〇〇:行きませんよ?断って来ました。
藤吉:え?なんで?
〇〇:だって藤吉さんとの
話の途中でしたし。
藤吉:う、うん…
〇〇:そのそれで…
要件って…?
藤吉:あ、あぁ…
その…飲みにいかない?
〇〇:ふふっ…🤭
藤吉:えっ…変なこと言った?
〇〇:いいや?けど…なんか…
いつものクールな藤吉さんが可愛く
見えて…あ、セクハラになります?
藤吉:場合によっては…なるかも?
〇〇:す、すみません!!
藤吉:ち、ちょっと…
冗談だから…(苦笑)
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……居酒屋にて…
〇〇:じゃあ…乾杯!
藤吉:乾杯!
〇〇:ゴクッ…ぷはぁ。
美味しいですね!
藤吉:ぷはぁ。そうだね
…約一時間後…
藤吉:私はね?
田村さんみたいに可愛くなりたいの!
〇〇:酔ってます?
藤吉:酔ってないし。
〇〇:そうですか(笑)
こんな事言うの失礼ですけど……
僕は藤吉さんは藤吉さんのままで
いいと思います!
藤吉:ほんと?
〇〇:はい!まぁ…時々クール過ぎて
冷たく感じますけど…すっごく頼れる
先輩だと僕は思ってますよ?
藤吉:うぅ…グスッ…(徐々に泣き始める)
〇〇:あはは…ナデナデ
(藤吉の頭を撫でる)
藤吉:うぅ…私…〇〇が好きなのぉ
(泣きながら言う)
〇〇:ふふっ、ありがとうございます🤭
藤吉:だけど、〇〇ってかっこいいから。
田村さんとか山崎さんに狙われて…
私…嫉妬しちゃった…
〇〇:っ……//
藤吉:はぁ…言っちゃった…
〇〇:またシラフになった時に
もう一度言ってください…//
藤吉:はぁ…帰ろっか…
〇〇:あれ?聞いてない?
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……藤吉の部屋の前…
藤吉:……
〇〇:もう一人で大丈夫ですか?
藤吉:ま、まだ…
〇〇:へ?
藤吉:家の中まで…肩貸して?
〇〇:わ、わかりましたよ。
…家の中までついて行く…
藤吉:ふぅ…
(ソファに座る)
〇〇:じゃあ僕はこれで。
藤吉:寂しい…
〇〇:ポンポン…(藤吉の頭を撫で)
また来週会えますから!
(そういうと玄関へ)
藤吉:っ……
〇〇:それじゃあ…おやすみなさい!
(そう言って靴を履く)
藤吉:ねぇ…〇〇…こっち向いて?
〇〇:はい?(振り向くと)
……ビリビリビリッ
(スタンガンを当てられる)
〇〇:藤吉さん……
バタッ…(その場に倒れる)
藤吉:〇〇…
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…翌朝……
…ギチギチッ…
(縄が引っ張られるような音)
〇〇:…え?
藤吉:〇〇くんおはよっ。
〇〇:藤吉さん…これ外してください…
藤吉:いやだ…〇〇は私のものだもん。
〇〇:こんなの…監禁じゃないですか!
藤吉:うるさい…うるさいうるさい!!
私が…どんだけ〇〇のこと好きかっ!
〇〇:す、好き?
藤吉:〇〇が私以外…いや…
田村さんのことが好きなことぐらい
私、わかってる…けど…
〇〇:ち、ちょっと藤吉さん
何か勘違いしてるような…
藤吉:勘違い?そうだよ!
〇〇が私に勘違いさせるようなこと
するから!
〇〇:そ、そっちは勘違いじゃないです!
藤吉:そっちってどっちよ!
〇〇:あぁ……
藤吉:もうどっちでもいい…
無理やりにでも既成事実作ってやる。
〇〇:へ?
…ガバッ…(〇〇の上に跨る藤吉)
藤吉:〇〇…好きだよ…っ…
(少し恥ずかしくなり目を逸らす)
〇〇:え、あ、あぁ…
僕もs((…んっ…っ…💕💕
(藤吉に強引にキスされる)
藤吉:んんっ…レロレロッ…💕💕
〇〇:んふ…っ…💕💕
ぷはぁ…藤吉さん…っ…💕
…ギチチッ…(手足の縄が引っ張られる)
藤吉:その顔…可愛いっ…💕💕
〇〇:藤吉さんこそ…っ…💕💕
藤吉:ほんっとに…ズルい…💕💕
〇〇:す、すみません…💕
藤吉:謝罪するなら…藤吉さん
じゃなくて…夏鈴って呼んで…💕💕
〇〇:夏鈴…💕
藤吉:っ……💕
〇〇:好きです…💕
藤吉:へ?
〇〇:だから…僕は…夏鈴さんのことが
好きなんです…//
藤吉:ま、また…嘘つかないでよ…
〇〇:嘘じゃない…
…ビシッ…
(腕を伸ばすが縄に引っ張られる)
〇〇:あはは…夏鈴のこと…
これじゃ、抱きしめられないや。😅
藤吉:……(無言で〇〇の拘束を解く)
〇〇:夏鈴?
藤吉:抱きしめてよ…
嘘じゃないんでしょ?
(口を尖らせながら言う)
〇〇:…ギュ……(夏鈴を抱きしめる)
大好き…っ…//
藤吉:私が…堕とすつもりだったのに…//
〇〇:ふふっ…僕はまだ堕とされて
ないですよ?
藤吉:むぅ…//
じゃあ堕とすっ!
〇〇:ふふっ。🤭
かかってこい!
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…翌週……。
田村:〇〇くん!
〇〇:あ!お疲れ様です!
田村:なぁなぁ今日飲みn((
…ピロンッ……(〇〇の携帯に通知が来る)
〇〇:あはは…続けてください
田村:ええの?
…ピロンッピロンッ……
田村:あはは…忙しそうやね。
〇〇:すみません(笑)
また今度。(笑)
田村:わかった!
ほなまたな〜♪
…ピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッピロンッ。
〇〇:え、えぇ…
(ある席を見てみると)
藤吉:……。
〇〇:あはは…😅
なんでこんな数秒で100件以上も
メールが送れるんだ…((ボソッ
……ピロンッ
藤吉』飲みに行くの?
〇〇』行きませんよ?
ちゃんと断りました!
藤吉:えへへっ…//
〇〇:あぁ…鼻血が…😅
(藤吉に駆け寄る)
藤吉:私の為に断ったのぉ?
〇〇:当たり前でしょ?
顔上げて?
藤吉:んぅ…(〇〇に向かって顔を上げ)
〇〇:フキ…(ハンカチで鼻血を拭き取る)
ふふっ。🤭…可愛いです!
藤吉:むぅ…ズルい…//
ベッドの上では弱いくせに。
〇〇:あぁ…//
…実は"かかってこい"なんて言って
おきながら…結局自分の方が完全堕ち
していたのだ。
藤吉:家に帰ったら…覚悟してね💕💕💕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
…終わり
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